遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

e-Taxのダウンっていまどきなにそれ?

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GoogleYoutubeのサーバー

今年の確定申告の締め切りは通常通り3月15日と分かっていたので、土曜日(12日)にポストに申告書を投函。

私は毎年、国税庁の確定申告書類作成サイトで申告書を作成して、紙に印刷して必要書類を糊で貼付して郵送で提出しています。

ほぼアナログ式確定申告です。まだマイナンバーカード(マイナカード)を作りたくないので、そういうことになっています。

で今日がその確定申告の締め切り日なのですが、週明けから「e―Tax」で接続障害が起きたとニュースになっています。

マイナカードを今作れば2万ポイントもらえます。たぶんかなりの人たちがそれに乗っかった結果、マイナカードによる「e―Tax」で確定申告をする人たちが、締め切り間際に殺到したからダウンしたのでしょうね、きっと。

日本のIT関連にはこういう現象が「あるある」で、銀行システムや東証株取引システムでさえも容量オーバーやプログラムミスでトップの首が飛ぶほどのシステムダウンを繰り返しています。

2002年4月1日に創立されたみずほ銀行のオンラインシステムは、まる20年経ったいまでも脆弱なままで、繰り返しATMが使用不能になる現象から立ち直れないままです。

世界第3位の経済大国としてあり得ないことが起きる国なのです。(世界3位とかと関係なくありえないことですけど。)

さすがに今回のe-Taxのダウンは、政府が目をつぶって申告期限を延ばせばいいだけですし、さしせまった状況にはないのですが、お粗末きわまりないことでございます。

想定していたデーター量をオーバーしてしまったのだとしたら(何件でダウンしたのやら?)、一番カッコ悪いダウンで、あまり国際的に影響がなかったのがせめてもの救いです。

少し話はそれますが、Youtubeには毎日毎日おびただしい動画がアップされていますがそれについてGoogleは以下のように発言しています。

・毎月 10 億人以上のユニーク ユーザーが YouTube にアクセスしています
・毎月 60 億時間以上の動画が YouTube で視聴されています。これは、地球上のすべての人が毎月約 1 時間視聴している計算になります
・1 分あたり約 100 時間分の動画が YouTube にアップロードされています

Youtubeユーザーの動画のアップは、1本あたり128GB・又は12時間という条件がありますが、本数に制限がありません!。

こんな状況でも、GoogleYoutube)のサーバーはパンクしないようで、一節にはあと1万年の動画投稿に耐えうるサーバー容量らしいですw。

それを私たちは無料で利用し続けているのですから、日本のテレビが陳腐化してくるのもうなずける状況ですし、e-Taxのダウンっていまどきなにそれ?っというお話であります。

それにしても、「マイナンバー制度」を導入するなら、そろそろ個人の確定申告(年末調整)をなくす方向にもっていけよということです。

マイナンバーにリンクされた収入(給与・利子・配当・一時所得など)と、マイナンバーがリンクされた保険料や医療費などで普通の人たちの確定申告は完結されると思うので、それをやってもらえたら私もマイナカードを作ります。何も手続きしないうちに、5月ごろに「ああ、税の還付金口座入金されてるわ」で完結するのです。

そもそも、各事業者や国民が、年末調整や確定申告のための証明書類を作るのにどれだけ多くのコストを支払っていることか。私のように時々証明書をなくしてしまって再発行する手間などを合わせると、想像を絶するコストです。

税務署でも、この時期はバイト対応などで、確定申告のために送り届けられた書類をさばいていると思います。

また、マイナカードを持っていれば、年金制度とリンクし、年金の受け取りシミュレーションや受け取りのための申告手続き不要となれば、保持者はもっと増えるでしょう。「消えた年金」で一国の首相が政権を放り出して逃げ出した国ですから、あの頃に何とか手立てを考えるべきでしたね。

ということで、e-Taxで確定申告が楽になる以前に、役所間のFAXを廃止したり公文書が消えてなくなったりしないような立派なIT技術を確立しましょう。多くの税金を徴収しているのですから、それくらいできるでしょ。自公政権では無理ですかな。