長らく止まっていた国会が先週ようやく開かれ、今日13日は久々の衆議院予算委員会でした。
立憲民主党が14時過ぎから質問に立つ頃に合わせて、スマホでYoutubeの予算委員会審議を聞きながら散歩をしました。
小川淳也と長妻昭が続けて質問することをあらかじめ知っていたので、二人の質問に注目していたのですが、二人とも、相変わらず舌鋒鋭く政府を批判し追及していたので、さわやかな気持ちで散歩できました。
代表選に落ちた小川も、代表選に出なかった長妻も、あの場に立つとさすがに元気印の旗が頭の上に立っているようで、何だか安心しました。
岸田総理は委員会で、18歳以下に10万円相当の給付を行う方法について、自治体の判断でクーポンは使わず、10万円を全額現金で一括給付することを認める答弁をしました。
野党が徹底的に批判したので、クーポン給付は事実上現金給付に変わりました。そのことを、立憲の小川も長妻も今日の予算委員化で言質を取りました。
「野党は批判ばかりの能無し」論が闊歩する昨今ですが、1000億円も事務費をかけてクーポンを配る中抜き政策を批判できない野党がもしあったとしたら解散すべきでしょう。今日の岸田の答弁で一番悔しがっているのは、どこかの中抜き企業だと思います。
とりあえずは、10万円の現金支給になったことで現金を給付される家庭はもちろんのこと、クーポン給付が避けられた自治体も喜ばしく思っていることでしょう。
ところで、日曜日のNHKの「日曜討論」で、れいわ新選組の大石あきこが、大阪市の塾代助成クーポンの事務経費について、
「大阪市では『塾代助成クーポン』というのをやっている」「150億円の予算で、事務手続きが50億。3割くらいが事務手続きにかかっていて効率が悪い」「効率の悪いクーポンは全政党が見直していった方がいい」と、政府のクーポン政策に関連して大阪市のクーポン政策が愚策だということを全国に知らしめていて痛快でした。(これも中抜き業者関連か?)
この大石あきこ議員は元大阪府の職員で、当時の橋下徹知事に府庁での朝礼の訓話に噛みついた勇気あるお方で、そのときのもようは当時関西のニュースで取り上げられました。
チキンのくせに偉そうな橋下知事に、現場のことも分からないで偉そうに言うなと一介の府の職員が一喝したのですけれど、このたび国会議員になった大石はコロナ対策などの無策を極めた維新の吉村大阪府政のことを、NHKの日曜討論で全国に開示しました。
この日曜討論の大石の評判が良くて、Twitterではトレンドになっていましたし、政治系のYoutubeでも「大石、よく言った!」という称賛の声が多く上がっていました。
また、日曜討論には共産党の田村智子も出演していて、相変わらず歯切れよく政府批判をしていて素晴らしいかったのですが、右隣りの大石あきこが維新の批判意見を言うたびに右を向いて大きくうなずいて賛同の意を表し、NHKデビューした大石議員のサポート役も務めていて麗しい姿でした。
月曜日の予算委員会や日曜討論を見ても、総選挙での野党共闘は来年の参議院選挙に継続しないと、日本国も大阪府も落ちるところまで落ちてしまうことになることを確信したのでした。
それにしても、ひさびさの予算委員会、安倍も菅も麻生も茂木も閣僚席にいなくて何だかデトックスが成功した内閣のさわやかな感じもしたのですが、見かけに騙されるわけにはいかなくて、経済の立て直しやコロナ対策など問題は山積しており、どんな立派な補正予算が組まれるのか注視しています。