イン・ヴォーグ:ザ・エディターズ・アイ 60分 2012年
ファション界随一の影響力を誇る「ヴォーグ」の紹介を通して、この雑誌の120周年記念を祝う。時代を代表する編集者たちの視点から語られたこの映画は、ファッション、フォトグラフィー、フェミニズムの一世紀間にわたる変化に「ヴォーグ」誌が与えた文化的影響を探る。現在の編集長アナ・ウィンター、ニコール・キッドマン、サラ・ジェシカ・パーカー等がインタビューされた様子を撮影。
「ヴォーグ」の編集者の仕事ぶりがわかる。彼女たちは、なりふり構わず仕事に没頭していて、映画監督・シェフ・外科医のように有能だ。面白かった。
何も変わらない: ハンクとして芸術家の魂 1時間14分 2018年
ハンク・ヴァルゴナはまだ毎日彼のニューヨークにあるスタジオに通勤して芸術を作っている。病弱で癌で収入も少なく、芸術家として無名であっても、人生と芸術がどの様に同じであるかを理解するとういう欲求が衰えることはない。
日曜画家の私としては、楽しい映画だった。彼の過去の静物画作品などは、印刷物としても十分に鑑賞に堪える。ハンクの周辺にいるNYの芸術家も面白い。
ぼけますから、よろしくお願いします。 1時間41分 2018年
広島県呉市。この街で生まれ育った「私」(監督・信友直子)は、ドキュメンタリー制作に携わるテレビディレクター。18歳で大学進学のために上京して以来、40年近く東京暮らしを続けている。「私」は、父と母の記録を撮り始める。だが、ファインダーを通し、「私」は少しずつ母の変化に気づき始めた…。病気に直面し苦悩する母。95歳で初めてリンゴの皮をむく父。仕事を捨て実家に帰る決心がつかず揺れる「私」に父は言う。「(介護は)わしがやる。あんたはあんたの仕事をせい」。そして「私」は、両親の記録を撮ることが自分の使命だと思い始め--。
良く老いた夫婦を、実の娘ならではの視点で追いかける。私はじいさんなので、95歳のお父さんの日常に、心を打たれる。
ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た 1時間32分 2016年
北欧に「美食」という意識をもたらし、世界一に4度輝いたレストラン「ノーマ」。カリスマシェフ レネ・レゼピがデンマークの本店を休業し、総勢77名のスタッフを引き連れて日本に期間限定で「ノーマ・アット・マンダリン・オリエンタル・東京」を出店するというニュースは世界中で話題に。
「ノーマ」はマンネリを打破するために、東京で短期間の出店に挑んだ。東京で出すオリジナルの10皿あまりを作り出す過程が、広くて深くて厳しくて、さすがに世界一のレストランだと感心する。
以上、おすすめの4本。AmazonPrime会員はすべて無料だった(無料お試し期間有り)。どれもこれも面白かった。