遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

見直せ!法人税と富裕層の所得税率

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上の画像はグラフは、金曜日の「モーニングショー」の「消費税増税」関連特集コーナーのパネルです。(「モーニングショー」はグッドジョブでした。)

1990年の税収と2018年の税収比較で

所得税収が6兆円も少なく
法人税収も6兆円も少なく
消費税収が13兆円も増えている

結果、ふたつの年度の合計の税収は同じ60兆円のままであります。

バブル経済のほぼ終わりの時期で日本経済は絶好調に近いものだったとはいえ、30年前もの税収と今が同じではどうしようもない。

7年間に及ぶアベノミクスは、全く・皆目・全然機能していなかったと素人でも総括できます。

消費税率8%のままでも17.6兆円もの税収があるなら、所得税法人税の税率を1990年代に戻しせば最低でも12兆円は税収が増加するはずです。

ちなみに、モーニングショーでは紹介されませんでしたが

1990年度の国家予算は66兆円なのに比して、
2018年度の国家予算は97兆円でした。

単純に言うと「予算」から「税収」をマイナスした額が国の借金になります。

つまり、単年度の財政でみると
1990年度=6兆円の赤字予算66兆円マイナス税収60兆円)なのに比して、
2018年度=37兆円の赤字予算97兆円マイナス税収60兆円)でした。

2019年度予算は100兆円を超えていますので、赤字はさらに膨らむと予想されます。

モーニングショーのパネルにありますように「借金まみれの日本」の要因は、

富裕層への所得税優遇と大企業の法人税の優遇にあります。

おまけに大企業は、正規雇用の賃金を抑制し非正規雇用でさらに人件費を削り、法人税を減額し続けてもらって、財部留保を膨らまし続けています。

加えて、輸出がメインの大企業は海外での売り上げの消費税分の還付がありますので消費税が増えても痛くもかゆくもないのです。むしろ、ありがたいかもしれません。

ということで、

多くの主権者・有権者
所得税最高税率を70%に戻せ!
法人税の税率を40%に戻せ!
戦闘機やイージスアショアなどの税金の無駄使いもやめろ!
という同じ考えに行きつくということです。

参院選挙にはぜひ足を運びましょう。すでに期日前投票は佳境に入っています。