遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

安倍首相の夫婦別姓への見解に批判殺到

イメージ 1

ニコニコ生放送での「ネット党首討論」見ました。

討論になっていなかったのが残念でしたが、安倍は400字詰め原稿用紙2枚分程度の文章を用意(一部暗記)していて、その部分を壊れたテープレコーダーのようにリピートするだけの内閣総理大臣のようです。

今回の党首討論に限らず、国会の答弁やパーティーの挨拶など、ありとあらゆる場面で、同じフレーズを繰り返すだけなのです。

1項目100字くらいの文章が8項目ほどあって、それのどこかを繰り返して朗読するだけ。事前通告のない党首討論などの場合は、紙に書かれた当該部分を探し出しているだけです。

今回のネット討論では「パパは違憲なの?」という自衛隊員の息子の話はさすがに出てきませんでしたが、毎度同じフレーズを繰り返します。「民主党政権の時は~」「有効求人倍率は~」「高卒・大卒の就職率は~」「アベノミクス政策の結果として~」といった具合です。

当然に、あらかじめ用意された文章ですから質問者の意図するところとずれているのです。人の良い枝野幸男は「安倍さんはいつもそうやって論点をずらしますが」などと抗議していますが、あれは論点をずらしているのではなくて、あらかじめ用意されているいつもの定型文章を探し出して読んでいるだけなので、ごまかしているように聞こえるだけなんです。

だから討論なんて端から成り立たないのです、なさけないこと日本語での言葉のキャッチボールができないのです。

著名人たちとゴルフしたり食事したりしているだけなので、日ごろの政治全般の勉強がおろそかになっていて、とても国政を託せるような人物ではないのです。全知全能の宰相などいないことは分かっていますが、無能ならそれなりに努力するべきなのですが、安倍はそれをしない宰相なのであります。

同じネット党首討論で安倍は、選択的夫婦別姓について「経済成長とは関わりがない」と発言。

それに反応した女性たちの声を「女性自身」がネット記事にしています。

安倍首相 夫婦別姓への見解に批判殺到「もはや支離滅裂」

《経済成長の役に立たないのなら女性の権利はどうでもいいと思ってるわけですね》
《選択的夫婦別姓という人権で考えないとならない問題を、「経済成長としての課題ではない」という理由でまとも対応しない人物が推進する男女共同参画社会とは》
《もはや支離滅裂》

支離滅裂なのは、いまさら始まったわけではないのですが、「経済成長」以外の言葉は彼の辞書には存在しないようです。

憲法改正も「経済成長」のためなんでしょうなきっと。