遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

青山学院優勝/全日本大学駅伝

イメージ 1

今日は朝から半日、全日本大学駅伝をテレビ観戦。

名古屋の熱田神宮から伊勢神宮までの106キロを、各大学の8人がタスキをつないだ。

先の出雲駅伝を勝った青山学院が、3冠に向けてどのようなレースをするのかしっかり見届けたかった。出雲駅伝は、不覚にも当日自宅にいたにもかかわらずテレビ中継を見逃していたので、今年の青学を見るのは今日がはじめてだった。

前半、トップには一度も立てなかった青学だったが、くるくる変わる先頭チームから1分以内でタスキをつないでいて、後半に東海大学を交わしてそのままトップでゴール。これで2018年度の大学駅伝2冠を制覇した。

残る1冠は正月の箱根駅伝。このままでいくと、青学の2度目の3冠が現実味を帯びてきた。のびのびとしたチームカラーのままのレース運びで、あわてず騒がず落ち着いた精神状態でクールなレース運びを実現していた。

東海が2位、東洋が3位で、箱根でもこの両チームが活躍することも予想される。楽しみだ。

それにしても、関西や九州の大学の凋落ぶりは年々顕著になっていくばかり。関西と九州は、高校駅伝で強豪校がひしめく地域なのに、良い選手はみな箱根路に憧れて、あるいは箱根駅伝のために引き抜きにあって関東の大学に進学してしまうという残念なことになっている。

それでも今年の1区の区間賞を獲ったのは、オープン参加学連選抜の関西学院の石井選手で、並みいる強豪校の花の1区を退けた快走に目を見張った。

箱根駅伝を全国に拡大して、地方の大学にも門戸を広げれば、地方創生に少しは役立てるのではないだろうか。関東枠15、全国枠10で、シード校以外の出場校を決める予選会も関東枠と全国枠それぞれ別枠で行うのでどうだろう。

読売新聞は、全国紙になるために(もうなってるか)、一考されたし。