遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

内閣支持率が急降下/災害対策の無能

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ツイッター社は、利用者のフォロワーから偽アカウントを世界で削除すると発表した。なりすましフォロワー数の水増し防止が狙いで、削除数は数千万件に上る見通し。

削除は12日に始まっており、安倍晋三というお方、その削除でフォロワーは瞬く間に100万を切った。

それはともかく、世論調査の政権支持率は、自然に推移すれば、支持率(赤い線グラフ)が不支持(青い線グラフ)を上回るトレンドになっていたのに、ピョコンと政権支持率が急降下し、不支持率が急上昇したことを上のグラフは表している。

これは、西日本降雨災害における安倍政権の不手際とその無能さぶりが、国民に分かりやすく見て取れたことに起因する。また、災害救助がはじまろうとする頃に、安倍を囲んだ自民党どんちゃん騒ぎがはじまり、初動に遅れを取ってしまい国民の顰蹙を買ってしまったからでもあろう。

政権が鈍い動きしか取れなかった理由というのが、どんちゃん騒ぎが直接の原因ではなく、首相夫妻のパリ訪問にあったからだ。今日7月14日のフランス独立記念日に、安倍はシャンぜりーぜ通りで晴れがましい自国の自衛隊のパレードを見学したかったのである。ベルギーにも行きたかったのである。

自民党どんちゃん騒ぎは、安倍外遊前のはなむけ宴でもあり、オウム主犯の処刑前夜のお祭り騒ぎでもあったのだ。

だから、災害が大ごとになればなるほど外遊をあきらめなければならないことを怖れ、「被害なんて大したことないから災害対策本部なんか設立しないよ」と官邸はそのポーズをとり続けてきたわけである。

「ぼくちゃんのわがままがいけなかったんです、だからぼくちゃんは無能ではありません!」と、いまさらぼくちゃんは撤回できないところがなんとも手遅れで悲惨な世論調査になっている。

夫婦のパリ行きと国民の命、これのどちらが重いというのだろうか。安倍は首相を辞めて、夫婦でパリに住んだらいいのではないだろうか。ずっと楽しいよ、その方が。

というわけで、私のようなことを考えている有権者世論調査に影響を与えたという今日この頃である。週明けにはこのトレンドはもっとはっきりするだろう。