遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

セントーサ島から平和の風

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30年近く前、シンガポールに妻と旅しました。

JALの往復飛行機と、オーチャード通りのマンダリンホテルの宿泊だけを事前に申し込んで、その他は自由観光の旅でした。

ホテルの備え付けの英文のガイドブックを何とか読み解いて(分かりやすく書かれていました)、ディナークルーズを申し込んだり、自力で路線バスに乗ってマレーシアのジョーホールバール観光に行ったりと、なかなか楽しい旅を満喫しました。

また、セントーサ島にも足を運びました。当時は海を渡るロープウェイと渡し船以外に島へ渡る手段はなく、往きは冷房のないスリル満点のロープウェイで帰りはフェリーを利用しました。しかし、当時のセントーサ島は、ゴルフ場と海水浴場くらいの設備しかなくて、私たちはモノレールでぐるっと一周しただけで島を後にしました。

その後開発された島は、水族館を手始めにさまざまなアミューズメント施設がオープンされたようで、橋が架かり、いまやラスベガスとバリ島が同居するようなリゾート地になっているようです。

30年前に滞在時間2時間くらいで帰ってきた私たちは、ある意味すごい時期に訪問していたなと思います。当時、帰りのフェリーでゴルフ帰りの日本人のおじさんたちを見かけましたが、シンガポールにまでやって来て赤道直下でゴルフをするかい?と信じられない思いでしたが、ゴルフ場は今でも健在です。

さて、そのセントーサ島のリゾートホテルで米朝首脳会談が開催されるようです。

このニュースで、セントーサ島は世界規模で有名なリゾート地になりました。私は今ならセントーサに滞在してみたいと思いますが、それはともかく、朝鮮半島や東アジアの平和のために、希望に満ちた結果が訪れる会談になることを願ってやみません。