遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

安倍政権のトホホ閣議決定一覧

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上記画像は、池田内閣の国民所得倍増計画の閣議決定昭和35年)公文書。邪悪な岸内閣が倒れ、ここから戦後は始まった。これがなければ、アベノミクスでしぼむまで続いた日本の経済成長はなかったのだ。いまこそ、所得倍増計画をお願いしたい。

さて、政府は18日の閣議で「現行法令において、『セクハラ罪』という罪は存在しない」とする答弁書を決定した。かつて例を見ないほどのそれがどうしたニュースというか、それがどうした閣議決定である。

過去の閣議決定をまとめてくださっているサイトを発見。これは、週刊プレイボーイからの出典らしい。

安倍政権のトホホ閣議決定一覧
■「失言、ミス、無知を隠蔽」パターン
 ○「そもそも」という言葉には「基本的に」という意味もある
 ○森友学園の国有地払い下げで政治家からの不当な働きかけはなかった
 ○安倍首相の妻・昭恵氏は公人ではなく私人
 ○島尻沖縄北方大臣が「歯舞」の読み方を知らないという事実はない
 ○安倍首相はポツダム宣言を当然読んでいる
 ○自衛隊国際法上、一般的には軍隊と取り扱われる

■「批判や異論を封殺」パターン
 ○「2020年改憲発言」は自民党総裁としてのもので、首相の職務として行われたものではなく、立法府軽視には当たらない
 ○安倍首相が国会演説中に自民党議員らが起立、拍手したのは、自衛隊員などに心から敬意を表そうと呼びかけたもので、猛省すべきとの指摘は当たらない
 ○憲法9条核兵器保有及び使用を禁止しているわけではない

■「持論やイデオロギーをゴリ押し」パターン
 ○銃剣道軍国主義の復活や戦前回帰の一環との指摘は当たらない
 ○教育勅語を教材に用いることは、憲法教育基本法に反しない形である限り、否定されない
 ○警察庁は現在も共産党の暴力革命の方針に変更はないと認識している
 ○集団的自衛権憲法9条の下で許容される自衛の措置

このなかでもっとも優れた決定は「安倍首相はポツダム宣言を当然読んでいる」というもので、笑いが止まらない。

こうしてトホホ閣議決定を眺めてみると、安倍内閣に付ける薬はないと断言できる。