遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

親孝行物語/みね子と島谷・安倍と稲田

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きょうの連続テレビ小説ひよっこ」は、主人公みね子とその恋人の島谷の悲しくて残酷な別れがあって、心が震えた。

親が薦める政略的な縁談話を蹴って、みね子と人生を歩むことを決めた島谷。

しかし、みね子は「親不孝な人は嫌いです」と、心を鬼にして島谷がプロポーズをする暇を与えず決別を宣言する。

あの一連のシーンを見て、どれくらいの涙が流れたのだろう。まだ悲しい時代の乙女の物語であった。

さて、ここで親孝行物語を一席。

国会の主役安倍晋三は、官邸に住まず私邸で妻と母親と暮らしているという。その母はご存知岸信介の娘。

もう一人の主役、稲田朋美は、生長の家創始者谷口雅春を信奉する実父椿原泰夫の影響を強く受けたとされる。

母親思いの孝行息子安倍晋三と、父親思いの孝行娘稲田朋美。マザコンの安倍と、ファザコンの稲田と言ってもいいのかもしれない。

親から見ればいい息子でありいい娘なんだろうが、社会に出て国会において迷惑千万な存在なのだ。「親不幸な人は嫌いです」と言い切る世代の最後尾にいる二人かもしれない。

いやはや何とも嘘つきで困ったものである。親の顔が見てみたいものだ。