多くの愚問も含めて、いつになく記者たちが活発な質問をしてくれて、生き生きとした会見(皮肉です)になっていましたねえ。
まあ、総理や官邸の記者会見とは別のメンバーによるものだとはいえ、記者諸君のその使命感が、少しでも総理や官邸に向けられればと思わずにはいられない不謹慎なものでした。
なぜ君たちは記者になったの?と言われても仕方のない記者たちもいて、勤め先のメディア(ブラック企業やな)に鉄砲玉のように使われていて目を覆うばかりです。
産経新聞の記者が、「ネットで流れている、蓮舫が日本と台湾と中国の三重国籍を持っていそうだという話は本当か?」と訊き「あり得ません!」と一蹴されていましたが、アホなネットのうわさをああいう場で本人に訊くアホさ加減が、産経新聞を代表していて「偉いなキミ」と思いました。世界一偉い。キミ、一生そのままでいいよ。
まあ蓮舫を認めているわけではないが、記者たちの質問がなくなるまで時間使って丁寧に説明していた姿勢は、実に立派だった。どこかの阿保総理のように逃げ隠れしないし、事前通告もないのに、きちんと応えていてさすがは代表たる態度だとお見受けしました。けなげで明るい彼女に見習って、民進党には何としてでも立ち直ってもらいたいものであります。
「国民に向けた丁寧な説明」がどんなものであるか、しっかりと確かめるつもりであります。その前に集中審議の与野党の時間配分について、自民党は前例のない「いちゃもん」をつけているようですが、野党は決して屈することなく、2対8の割合を崩すことなく、鋭い質疑で国民の喝さいを受けていただきたいものです。
国民に信頼を得るということはどういうことなのか、参考人招致で見せた前川さんの自身に裏付けられた明晰な物言いに学んだはずですから、野党は徹底的に追及してください。頑張ってください。