遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

なぜあの人は心が折れないのか

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私はしばしば「冷たい人」だと指摘されることがある。困っている人や迷っている人に、あまりにも親切にするとおせっかいだし、サポートや忠告くらいにとどめおくことをポリシーにしているのだが、それが「冷たい」のだそうだ。

絶えず励まし忠告することが愛だとも思うのだが、それが逆に負担で重荷になるとも言われるので、少し距離を置くとこんどは冷淡だと言われる。(どっちやねん)

心が折れたときに、自力で対処して解決しないと立ち直れないと思うのだが、そのためのヒントや解決法を一緒に考えることくらいならお役に立てるが、最終的には自分で考えて対処しなさいということなのだ。

私はひとつの企業で定年まで勤めあげたが、命じられた仕事を、時には倒けつ転びつ(こけつまろびつ)しながらも何とか自分のものにした。あの仕事がいやだ、この仕事がしたいと泣き言を一度も言わなかった。どんな仕事も、いつか楽しくなることを知っていたからだ。

私生活でも、苦悩や挫折や蹉跌を経験しながら、厚い壁や高い山や深い谷を何とか乗り越えた。実は、そのどれもあまりたいしたことはなかったが、詰まるところ、人生は素晴らしくて楽しいものだと、容易に想像できたからだ。

こういう脳天気な性格は生まれつきなのだろうかと思う。ただ、私はサイコパスだから、他人に冷たいのではなく、艱難辛苦を容易に凌駕できるわけでもないのである。ただただ、自力で人生を楽しまなくてどうする、ということに尽きるのである。

今日、毎日新聞から送られてきたプレゼントをくれるというメール。その本、毎日新聞出版の「なぜあの人は心が折れないのか」(中谷彰宏著)の、内容紹介文を読んでいて、そのような思いに至ったわけである。プレゼントに応募したが、当たるかなあ。

【紹介文】
「なぜあの人は心が折れないのか ストレスをエネルギーに変える56の方法」

 仕事の多忙さや職場環境の悪さなどから、心を病んでしまう人が多い昨今。
つらい状況を打ち砕くほどの強いメンタルをもつための心の持ちようを50項目にまとめ、著作が1000冊を超え、今なお精力的に執筆を続ける中谷彰宏氏が、独自の視点でアドバイスします。

・悪口に、反論しない。
・条件が整わないことをあたりまえにしよう。
・嫌われても、失敗しても、喜ぼう。
・自分を慰めない。
・甘やかされない。
・いさぎよく負けを認めて、再チャレンジしよう。
・回りの人を変えようとしない。
・根拠を求めない。
・消去法で、考えない。
・ブーイングに、お辞儀しよう。
・「頑張ります」で逃げない。
・やる気のいらない習慣を、つけよう。
・理不尽なことを体験しよう。 など

毎日新聞出版発行/本体1,300円(税別)>