遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

自民党の保守本流が物申しだした

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N国の立花に、維新を首になった丸山穂高渡辺喜美が合流して新会派「みんなの党」が誕生した。

こうなってくると、「NHKをぶっ壊す」だけでなく「日本をぶっ壊す」が党是になっていく。そんな能力は皆無な会派だから気にしていないが、長生きしていると実に面白いものがみられることになる。この3人は吉本興業に入れば、いい仕事していたと思うのに残念なことこの上ない。

そんななか、自民党宏池会武井俊輔議員が、毎日新聞に寄稿して「劣情をあおるがごとく他国や相手をけなすことを志向する政治は私は決して保守と呼ぶに値しないと思う」と立派な意見を展開している。(毎日新聞記事は有料で、冒頭部分のみ判明)

他国けなすのは「保守」ではない 多様性認めてこそ保守

《これから政治の道を歩む中で大切にしようと思っているキーワードに「多様性」がある。「生産性」という言葉が世間をにぎわせ、雑誌の廃刊騒動もあったことは記憶に新しい。
最近の「保守系」といわれる新聞や雑誌の中づり広告や表紙を見ると、毎月毎月特定の国や新聞の批判が繰り広げられている。
しかし、このように劣情をあおるがごとく他国や相手をけなすことを志向する政治は私は決して保守と呼ぶに値しないと思う。》


また、石破茂が講演会でNHKの報道に批判的な立場を鮮明にした。

石破氏「NHK見たいと思わぬ」=N国に一定の支持も

参院選でNHKから国民を守る党が一定の支持を集めたことに関連し「最近、NHKをあまり見たいと思わない。国家の将来とか人々の生活に極めて重大な影響を与えるものが劣後して報道されているような気がする」と語った。その上で「N国けしからんというよりも、見たくなるNHKをつくることが大事だ」と指摘した。》

二人とも、アベ友のための政治に対する痛烈な批判精神から、立派な持論を述べているのだ。他の立派な自民党国会議員もぜひ声を上げていただきたい。

安倍一派の何が怖いのか、よく考えなさい。お国に帰れば有権者が支持してくれているのだから、たとえ自民党の公認候補になれなくても、国民の幸福のために正しいことを発信しよう。

安倍政権が倒れてから「いやー、アベはひどかった」では遅すぎる。いまこそ、心ある自民党議員は反安倍を声高に宣言する時だと思うのだが、いかがなものだろう。