遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

総理のようで総理でない、でんでん

イメージ 1

安倍首相、「訂正でんでん」と誤読? 参院代表質問答弁(朝日デジタルより)

「云々(うんぬん)」を「でんでん」と安倍晋三総理がお読みになった。
私もYouTubeで拝見した。

麻生太郎の読み間違いは、以下の通り誰かがまとめてくれているが、惜しいけど総理・財務大臣だからダメでしょう、残念。

(1)怪我-かいが
(2)完遂-かんつい
(3)焦眉-しゅうび
(4)順風満帆-じゅんぷうまんぽ
(5)措置-しょち
(6)思惑-しわく
(7)低迷-ていまい
(8)破綻-はじょう
(9)頻繁-はんざつ
(10)踏襲-ふしゅう
(11)前場-まえば
(12)未曾有-みぞゆう
(13)有無-ゆうむ
(14)詳細-ようさい

今国会の安倍の、「云々」を「でんでん」と読んだのも、一般人じゃないのだからアウトである。内閣総理大臣だからネ。

誰かが書いたものを、それも単に野党を罵倒するくだりを書かせて単に読むのだから、アウトなのである。自分のことばで啖呵切れよ!

自分のファンにさえ、何とも言葉がないほど気の毒な気にさせることもアウトなのである。身内もシーン。

一般教養が10として、3くらいしかないからアウトなのである。7くらいならまあまあかな。一般教養だからね。

むかし、「旧中山道(きゅうなかせんどう」を「1日中 山道(いちにちじゅうやまみち)」と読んだフジの女子アナ(名前は伏せる)も、いやまものすごく漢字が読める女性に変身した。

安倍君も総理大臣なんかやってないで、頑張って漢字のお勉強をしてほしい。多くの本が読めたら、脳内に今までと違う世界が広がるし、第三次安倍内閣を作ってもいいだろう。そこから、平和で豊かな日本を作り、国際平和にも貢献してもいい。まだ間に合う。

最期に、いちばん感心したどなたかのツイッターをご紹介しよう。安倍晋三への愛情さえ感じる素晴らしい出来だ。笑いが止まらなかった。

朔津板 ‏@p_p_w_a_d  1月24日
 そのうち「云々」は
・「でんでん」と読む学者もいるとスガが擁護
・「でんでん」で問題ないと閣議決定
・「でんでん」と読むことに解釈変更
・「でんでん」と読まないと五輪が開催できない
・アベ一代限り「でんでん」と読む特別法制定
とかなりそう。

(冒頭画像は、東洋文庫に伝わる「科挙」試験答案:18世紀清代のもの)