遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

週末ライブ→相撲・卓球・錦織・ジャンプ・囲碁・演説

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週末に愉しんだ、ライブの放送から。

■まずは、大相撲。
稀勢の里の優勝を決めた取り組みと、千秋楽の白鵬に勝った取り組みだけはライブで見ていました。稀勢の里ぶっきらぼうで不愛想なのですが、さすがに優勝パレードや横綱になった会見では、笑顔笑顔の好青年でした。おめでとう。
日本人の横綱という観点で、NHKやその他のメディアが煽ることなかれ。モンゴル出身勢がヒールになる構図は大相撲自体が廃ることになるから、「国技」発揚のためにそういう構図は壊しましょう。

■また、卓球の日本選手権もライブで見ました。
男子シングルスの水谷は、20歳の若手に辛勝しましたし、女子は、石川が16歳の平野に完敗しました。徐々に世代交代されなければ、卓球競技の発展もないでしょうから、若手の台頭は良きことだと思いました。平野の切れ味とスピード感は国際級。久々の逸材かもしれません。

■全豪テニスの、錦織対フェデラーも総てライブで見ました。
フルセットになれば錦織に優位だと思ったのですが、体の不調もあり残念ながら惜敗でした。あと少しのところで体に不調が出るのが、体力的に恵まれない選手の宿命なのでしょうか。それにしても、忍者のようなテニス選手は、我らの誇りです。

■スキージャンプ女子のワールドカップ蔵王大会も見ていました。W杯50勝を目の前にして足踏み状態の高梨は、結局、札幌と蔵王で勝つことはできませんでした。その代りに伊藤が4戦のうち3勝もしてしまいました。伊藤が内弁慶なのか、高梨がここ一番に弱いのか。ことに高梨は、世界選手権やオリンピックで勝っていないので、来月の世界選手権(2/24~フィンランド)で勝利し、彼女自身に喜んでもらいたいと思っています。

■本日は、囲碁棋聖戦井山裕太VS河野臨)を一日中見ていました。今日はわが井山棋聖が勝利し、対戦成績を1勝1敗としました。
解説は、去年に井山から名人位を奪取した高尾名人。囲碁プレミアムのワンデイ会員(1日500円)になって、高尾名人の解説付きで自宅のPCで愉しめるなら500円は価値あるものでしょう。
昨年はAIの囲碁が元世界チャンピオンを打ち負かして旋風を起こしましたが、そのAI風の囲碁(定石の一部)が、プロ棋士の間では一般的になりつつあります。

■番外編
安倍の施政方針演説もトランプの大統領就任演説も、私は完全無視。
時間の無駄以前の、顔も見たくない二人であります。
「日本は~。日本は~」と安倍、「米国が~。米国が~」とトランプ。
自分の頭の上のハエも追えないくせに、大言壮語(大口をたたくこと)だけは長けているようです。
でもアメリカはトランプへの抗議デモがすごいことになっていて、米国の子どもたちはそのデモを見て、オバマ時代には考えられなかった民主主義の素晴らしさを体感しているようであります。日本は、戦前どころか明治の開国時代に逆進して退化の一途をたどっています。歴史には一方通行はないようです。