遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

30年と3750億円かけ後片付け/もんじゅ

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毎日新聞 ‏@mainichi のツイッターより
政府は21日午後、原子力関係閣僚会議を開き、高速増殖原型炉もんじゅ福井県敦賀市)の廃炉を正式決定しました。廃炉には少なくとも3750億円かかると試算しています。

今日の夕刊のトップ記事は、「もんじゅ」の廃炉が決定したというニュース。

計画当初から60年経た現在まで、ざっと1兆円の費用がかかったという。稼働しないまま廃炉が決まった。使った1兆円で、どこが潤った?誰がにんまりしたのだ?

廃炉は決まったが、それが完了するのはいまから30年後で、そのための経費が3750億円だという。実用化にめどは立たないし、廃炉にする技術のめども立たないままで、だからあと30年と3750億円かかるのだそうだ。

それにしても、30年と3750億円というのは、いかにもずさんな見積もりのような気がする。あと30年生きて検証してみようとも思う。私の最期のことばは「もんじゅは片付いたか?」になると思う。

もんじゅに懲りずに、さらに次の高速増殖炉を建設することになるというニュースも同時配信されている。われらの血税をバカに無駄使いされてストレスが溜まる。税金返せ! せめて、できるのなら、もんじゅを片付けてその後で跡地で始めろ、それなら認めてやる。

沖縄の基地なら、明日にでも撤退してもらって、1年以内に跡地利用もできるだろうが、原発関連施設の後始末はどうにもならない。チェルノブイリ原発は30年経ってやっと先だってドームに覆われたのだから。福島第一原発の後始末は、5年やそこらじゃ何にも進展していないことをみても、原発はどうにもならないのだ。

大阪や福岡では、沖縄の基地を引き取る運動を市民活動家が始めているというが、大阪府民の私としては、さすがに原発は引き取りたくない。だから、原発は動かさなければいいだけだ。そうだよね、三反園クン。