計画当初から60年経た現在まで、ざっと1兆円の費用がかかったという。稼働しないまま廃炉が決まった。使った1兆円で、どこが潤った?誰がにんまりしたのだ?
廃炉は決まったが、それが完了するのはいまから30年後で、そのための経費が3750億円だという。実用化にめどは立たないし、廃炉にする技術のめども立たないままで、だからあと30年と3750億円かかるのだそうだ。
それにしても、30年と3750億円というのは、いかにもずさんな見積もりのような気がする。あと30年生きて検証してみようとも思う。私の最期のことばは「もんじゅは片付いたか?」になると思う。
もんじゅに懲りずに、さらに次の高速増殖炉を建設することになるというニュースも同時配信されている。われらの血税をバカに無駄使いされてストレスが溜まる。税金返せ! せめて、できるのなら、もんじゅを片付けてその後で跡地で始めろ、それなら認めてやる。
沖縄の基地なら、明日にでも撤退してもらって、1年以内に跡地利用もできるだろうが、原発関連施設の後始末はどうにもならない。チェルノブイリ原発は30年経ってやっと先だってドームに覆われたのだから。福島第一原発の後始末は、5年やそこらじゃ何にも進展していないことをみても、原発はどうにもならないのだ。