遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

除夜の鐘とオスプレイ

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■山崎 雅弘 @mas__yamazaki  のツイッターより
米英のメディアは、米軍の公式発表にある「不時着水(landing in shallow water)」など完全に無視し、目の前の事実に即して「墜落(crash)」と報じている。公式発表に迎合しない。やるべき仕事を自覚している。顔を向けているのは受け手の市民で、政治権力者ではない。


除夜の鐘がうるさいとの近隣のクレームを受けて、取りやめる寺が相次いでいるという。なんともやるせないニュースである。

お寺さんは「1000人に一人でも鐘の音をうるさいと感じる人がいれば”仏教の教え”として対応する」のだそうだ。お寺さんの広い心に、これまた感心します。クレームがあっても、私は除夜の鐘を中止する必要はないと思うが、お寺さんの住民との共存を考える姿勢は立派なものだと思う。

一方、基地は要らない、オスプレイは危険だ、米軍の夜間訓練はうるさい、などとする沖縄県民の思いはどうなんだろう。除夜の鐘なら大晦日に108回撞かれるだけだが、基地の危険や騒音は永久に続くのだ。選挙では、辺野古の基地移設が反対だという民意は、沖縄県のこの間の「すべての選挙」で証明されている。

今回の沖縄でのオスプレイの事故は、「不時着」の結果ではないだろう。明らかな「墜落」である。上の山崎さんのツイッターでは、海外のメディアは「crash・墜落」だと伝えているという。

沖縄の米軍のニコルソン最高責任者は、「操縦士はよくやった。住民が死ななかったのだから、誉めてもらいたいくらいだ」と、記者会見で謝罪するどころかそう息巻いた。
この米軍の責任者は、まるでトランプが憑依したような態度で、実に不愉快。軍の責任者として、あまりにも感情的で不適格である、更迭するべきだ。

日本は沖縄県とともに徹底的に抗議するべきだ。安倍は真珠湾に出向いたときに、少なくともあの最高責任者の態度についてオバマ大統領に抗議すべきだ。ぼくちゃんにはできないだろうけど。