遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

安倍晋三は年金返せ!!

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衆議院厚生労働委員会は25日、与党自民党公明党と、維新の会による賛成多数で、「年金カット法案」を強行採決した。

民進党が試算したところによると(政府は減額数値を未提出)この法案の施行で、現行支給額より、国民年金で年4万円、厚生年金で年14万円のカットが実施されるという。GPIFによる株式への投資の失敗で、わずか15か月で10兆円が消えてしまった年金は、こういう暴挙で穴埋めされようとしている。

そもそも安倍晋三は、第一次内閣で「消えた年金」不祥事で自らも消えてしまった。また「年金カット法案」で消えてしまいたいわけだ。その前に年金返せ!

年金から天引きされる介護保険料は少しずつ値上がりして、年金はカットされ、給料が下がれば年金も下がるということは、逆に考えれば賃金を上げない限り年金は増えないから、物価の上下より恣意的に年金額が操作できる。
つまり、賃金を下げれば年金をカットできる「悪魔のようなダブルカット法案」なのである。

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「だって株価が下がって年金資産が消えてしまったからどうしようもないじゃないですか」
「だって、消費税も上げられないのだから、年金をカットするのは当然じゃないですか」
「だって、それを承知で私たち自民党は選挙で国民から負託を受けているんだから何をしたっていいじゃないですか」

私は、バカな管理や投機をしなければ年金制度は何とかなると思う。
現状を隅々まで明らかにして、将来までの設計図を示して、国民的議論をして選挙で承認されたなら「カット法案」でも仕方がないと思うが、あまりにも拙速な強行採決は断じて許されないことだ。2000万人デモが起きるような暴挙だと思う。

民進党共産党自由党社民党は、衆院選挙までにどのように反撃に出るのか見ものだ。ぎゃあぎゃあ騒ぐだけじゃなくて、国民運動にまで盛り上げていけるかどうかの大問題だ。

目の前の現金に国民はシビアだから、チャンス到来!