遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「恥を知らない病気」持ち政権

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上記画像は、稲田防衛相が政治活動費として提出してきた2015年度の飲食関係の領収書の一覧(FLASH10月25日号より)。締めて276万円。これは我が家の1年間のすべての支出に相当するような金額だ。稲田のこの外食費は、私たちが納めた税金の無駄使いではなかろうか。白紙領収書といい高級店での外食費といい、政治資金をもらうための政治活動はこういうことなのか。

世界遺産はたくさん認めてほしいくせに、ユネスコへの分担金は、南京大虐殺の記憶遺産のへ登録の抗議のために凍結している日本。バカな国会議員の浪費した政治活動費はホイホイと支払うくせに、世界中の恥さらしだ。なんなら、日本の世界遺産を取り消しにしてもらってもいいのではないか。

働き方改革なんて必要ない。ILOの批准率を上げて(日本の批准数はOECD平均の74よりはるかに低い49)、労働時間関連、母性保護関係、雇用形態について世界標準並みすればとりあえずは「改革」になるのだから。政府が目論んでいるのは、残業代ゼロなどのような使用者側サイドに立ったものなのだから。

電通の新入社員の自殺。人が死なないかぎり、お上のお目玉を食らうことはないという図式。電通が悪いのか、労基局が無能なのか、その両方なのか。いずれにしろ弱者は浮かばれない図式に変わりはない。

消えた年金10兆円のバーターとして、いきなり今国会に上がってきた法案が「年金カット法案」。安倍は第一次内閣の時、長妻たちの追及があった「消えた年金」で、自分も消えたのに、また年金でしくじって、その付けを「年金カット法案」として提出してきた。解散選挙の公約にしてから出してこいや。

自民党憲法草案「家族は助け合え」は、「自分の家族の介護は自分で面倒見ろ」という概念。憲法に「家族」の概念を入れてくることに、開いた口が塞がらないが、日本会議百地章程度のレベルの人間が考え付きそうなことだと納得。

政権の近くにいる人間たちを見ていると、恥を知らない病気というものがあるのだなとも、納得する今日この頃なのである。