遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

収穫/フィンセント・ファン・ゴッホ

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フィンセント・ファン・ゴッホ作 「収穫」 1888年 73×92㎝ ゴッホ美術館(アムステルダム)所蔵

最近この作品をよく目にすると思っていたら、今月8日から東京都美術館で始まる「ゴッホゴーギャン展」にやって来る作品と判明。

ゴッホ自身が、「他のすべての作品を完全に圧倒する」と手紙に書いた自信作だと言います。なるほど、まだ心が病む前の天真爛漫な天才が仕上げた代表作と言ってもいいでしょう。

私が小さいころに何かで知った、ゴッホの「アルルの跳ね橋」という作品がことのほか好きで、私の中ではゴッホのベストワン作品でした。その作品と同年に描かれたこの「収穫」には、絵画の要素がすべて備えられた素晴らしい作品だと思います。

太陽光と大自然と人工物と人間とその生活感がキャンバスに溢れています。チャンスがあればぜひ実際に見てみたい作品であります。

ゴッホゴーギャン展」は8日から東京都美術館で開催。会期は10月18日~12月18日まで。その後、愛知県美術館で2017年1月3日から3月20日まで開催予定。