遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

三宅宏実のハグ、萩野・瀬戸のWメダル

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■バーベルにハグ三宅宏実
ウエイトリフティングで銅メダルを獲得した三宅宏実スナッチでは2回の失敗ののち3回目もぎりぎりでクリア。やはり腰痛の影響が出ていてメダルは無理かなあと思っていたら、ジャークを何とかまとめて見事な銅メダル。最後は控室に戻る前に試技ステージまで引き返してきてバーベルにハグ。「これがやりたかった、夢だった」と言う。私はライブで見ていたが、とても自然なハグで名演技であった。おめでとう、よくやった。


■萩野と瀬戸→60年ぶりの水泳同一種目複数人お立ち台
男子400m個人メドレー決勝の萩野と瀬戸のデッドヒートには久々に心が震えた。萩野は最後に逆転されるかもとドキドキしたが、力を残しての堂々の金メダルだった。それにしても、身長170センチ台の萩野と瀬戸が世界のトップスイマーだというのがなんとも素晴らしい。日本のコーチングシステムが素晴らしいのだと思う、特に平井コーチを中心とした水泳陣の育成方法は素晴らしい。振るわない競技のコーチ陣は、ここに何かヒントがあるかもしれないね。いずれにせよ、良いレースだった、おめでとう。


■銅メダルでもいい、スマホを持っていてもいい
瀬戸大也、柔道の男女二人、三宅宏実が銅メダル。メダルが取れただけでも素晴らしい。金メダルじゃなければダメなどと言うことはないから。メダルが取れなくてもいい。オリンピックに出られるなんてすばらしいのだから。
入場行進でスマホを手にしていなかったと日本選手団を讃える声があったようだが、誰かがそういうお達しをしたのだな。入場行進時のユニフォームもダサかったが、お達しもダサいねニッポン。思い出を記録できなくて残念だったろうに。