遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

そこそこ楽しんでいます、北京五輪。

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マスコットセレモニーの後、ハグする女子フィギュア銅メダルの坂本花織と樋口新葉

北京五輪ですが、そこそこ楽しんでいます。判定や審判に人間が介在する競技種目はなんだか落ち着かなくて、いろいろ考えてしまいます。以下競技別感想。

 

女子スピードスケート
パシュートでの転倒は残念だったが、スケートに転倒はつきものだから仕方がない。銀メダルはアッパレだった。
高木美帆は27歳で、最も充実した時期に北京五輪に出場して、金1個・銀3個の大活躍だった。心身ともにタフでお見事だった。
小平奈緒は、「おつかれさまでした」。彼女が滑っているときの韓国の放送席のイ・サンファ(平昌五輪の銀メダリスト)が涙ながらに応援していた姿に胸を打たれた。4年前の小平とイ・サンファのレース後の感動の抱擁を思い出してもらい泣きしてしまった。

 

ノルディック複合
復調した渡部暁斗が見事なジャンプのアドバンテージを生かして、銅メダルを獲得!ライブで観ていたゴール寸前の3人のデッドヒートは、興奮してしまった。
それにしても、最後に渡部をかわして金と銀を取ったノルウェーの二人は後方からのものすごい追い上げで、さすがに本場の選手だと感服した。

 

ジャンプ
高梨沙羅の失格には驚いたが、いつもと違う方法だったというジャンプスーツの検査をしたあの男女の審判員には虫唾が走る思い(大人げない私)。
5人もの選手が、ノーマルヒルに着用していたスーツで失格になるなんて考えられない、納得がいかない。
いっそのこと、安全性に問題がないのならスピードスケートやクロスカントリーのようなウエアでジャンプ競技ををすればどうなのか。

 

女子カーリング
予選最終戦のスイス戦の第9エンドで「あー負けた」と散歩に出て行って、1時間の散歩から帰ったら韓国が敗れたから決勝進出だと知る。
とにかくベスト4はお見事!あと2試合、彼女たちのプレーを堪能できる、よかよか。

 

フィギュアスケート
勝っても負けても、数字が取れる羽生結弦をクローズアップするのは分かるけど、銀メダルと銅メダルも日本選手なのだから…という気もする。
女子の坂本花織(銅メダル)、樋口新葉(5位入賞)も(まだ映像を見ていないけど)アッパレ! その二人の間の4位だったドーピング騒動のワリエワが何とも不思議なエントリーで、なんとも後味の悪い女子フィギュアだった。

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ノルディック複合で3大会連続メダルの渡部暁斗