遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

日本●ね 保育園受かった編

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先日の拙記事の「日本死ね 保育園落ちた編」に続いて、「日本死ね 保育園受かった編」をお届けする。
 
保育園の第一志望受かったけどやっぱり日本死ね
 
都内人口増加地域在住、俺自営、嫁大手勤務、娘現在8か月。
という匿名男性が保育園の第一志望に入れたけど、そのためにどれだけ涙ぐましい努力を重ねてきたかをブログにぶつけている。
 
東京都内の保育園事情はとんでもなくひどい状況で、彼はおかれたポジションに甘んじることなく「妊娠前」「妊娠初期」「妊娠後期」「出産後」と段階を踏んで情報収集など「保活(子どもを保育所に入れるために保護者が行う活動)」対策を行ってきた。
 
そんな努力を重ねたこともあって(偶然も重なったような蓋然性があったような)、めぐまれた環境と良い条件の保育園に娘を入れることができた彼だが、勝利の雄叫びとともに行政に対する怒りもぶつけている。
 
なるほど、この彼は「保活」における傾向と対策が綿密で抜かりがないのだが、そのような綿密な人ほど行政に腹が立つというものだ。でも彼はそのノウハウをこの怒りのブログにたたきつけると同時に、世の親御さんに伝えようともしている。
 
そして最後に捨て台詞を吐いている。
「娘にちゃんとした教育受けさせて、将来本人が望むなら他の国でも平気で生きられる子にしてあげますとも。」
「日本さっさと死ね!おまえらが死んでも俺たちだけは生き残ってやる。ばーかばーか。覚えてろ!」
 
子どものケンカみたいに無邪気なのだが、東京の厳しい「保活」状況が手に取るように分かったし、彼のこの「保活」報告は尊いものだ。幸せになってもらいたい。