遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

緊急事態条項・マイナス金利・水道管・GPIF

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「緊急事態条項がなぜ必要なのか」、民主党岡田代表の質問に、安倍総理はきちんと答えなかった。安倍は施政方針演説で、憲法改正をめぐる議論では「正々堂々とし、逃げない」と演説したのに岡田の質問に逃げ出した。事前通告していないと答えられないのはディベート能力というか、人間的レベルの問題だからかわいそうで済むが、代表質問に答えないのは嘘つきか卑怯者のどちらかだ。いや安倍はその両方にちがいない。

石原新大臣、甘利ほど有能ではないけれど、比較対象にもならないけど麻生太郎よりはずっとまし。日銀のマイナス金利政策について、少なくとも30秒は自分の言葉でしゃべっていた。ただし、「金目あて」発言は生涯取り消せないから、そのことを引きずって生きたまえ。それと、石原新大臣はTPP反対派だったそうだから、そのつもりで進めてもらってもよろしい。

マイナス金利政策。日銀政策決定会合で、5対4で導入が決定されたという。2月16日以降、日銀に当座預金を預けたら日銀が年0.1%の手数料取るっていうことらしいけれど、金融機関にすれば変なところに融資するより、それでもいいかもしれない。ただし、個人向け住宅ローン金利などはどんどん下げてやってよろしい。それから、大学進学できない若者たちに、ゼロ金利で貸してやらないかな。政府目標の物価上昇率2%が実現すれば金利を払う、というオプション付き教育ローンでもいいけど。(不可能だから実質金利ゼロだ。)

フィリピンへ慰霊の訪問をされている天皇皇后両陛下。大歓迎されていることは、迎えてくれた人たちの笑顔で何となく感じる。フィリピンの人たちの人懐っこい笑顔に癒される。金をばらまくだけの外交が売り物のわが宰相への笑顔とは雲泥の差だ。過去を取り戻したいと願う天皇の心の外交は本物だ。

水道管の老朽化が進み、総延長の1割以上が法定耐用年数の40年を過ぎているようだ。日本の水道管の総延長は約7万キロ。その1割の7千キロがやばいという話である。今回の寒波での九州の断水も、そのことと関係性があると思う。巨費を投じて水源地(ダム)は作るくせに、水道管は役に立たないのだ。巨費を投じ続けてまだ1Kwも発電できていない「もんじゅ」の資金をインフラ整備にシフトしたまえ。

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の年金資産はどうなっているのか報告せよ。株式投資割合を50%に引き上げ、短期的に損益を繰り返しているようだが、資産の状況を報告したまえ。まさか、大きく目減りしているのを隠してはいないだろうな。今後、50%も株式運用を続けるなら、私の分は増やしてくれなくて結構だから、80歳までの受取額で我慢してやるから前倒しで支給してくれないだろうか。

最後に、今国会で野党は、なりふりかまわず一致団結し徹底的に抗戦するのだぞ。がんばれよ。