遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

何冊読んだ?/必読小説1000冊

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西暦2015年、半分を折り返してしまった。

私の今年の目標に「本を○冊読む」という項目があったのだが、今のところまだ8冊を読んだだけ(涙)。新聞やニュースやツイッターに目をやる時間が多くなり、読書の時間が少なくなったのである、という言い訳。安保法制が悪い。
それから、もう一つの目標に、「映画を50本観る」というのがあり、これもノルマ達成が思いのほか大変なのである。しかし、現在のところ25本の鑑賞で、こちらの目標は頑張っている。当然にほぼ全作品、レビューをブログに書いているので、ますます本を読む時間が無くなっている。

そんななか、「読書メーター」で発見したのが、英国の大手一般新聞ガーディアンが発表した「ガーディアン紙必読小説1000冊」という企画。

小説1000冊!というのがなかなかのもので、私はそのうちどれくらい読んでいるだろうかとリストアップした。

何とその数38冊。情けない。恥ずかしくなるほど読んでいない。そのうち、私の好物のミステリと、若い時に読んだ文学作品が大半を占めていて、それでも38冊である。(日本の作家は、大江健三郎、安倍公房、村上春樹川端康成の4人がランクイン。)

本は読んでいないが、それを原作にした映画を45本観ているので、まあ少しは慰められる。どの映画作品も、原作に支えられて、すぐれた作品群である。(原作を意識しないで映画鑑賞していたのだけど…。)

今年の残り半年、もう少し頑張って本を(それも小説を)読もう。読書でボケ防止(に役立つのかな?)だ。

読んだ本(38冊)
1 『緋色の研究』 アーサー・コナン・ドイル
5 『警官嫌い』 エド・マクベイン
6 アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キース
8 『LAコンフィデンシャル』 ジェイムズ・エルロイ
9 チャタレイ夫人の恋人』 D・H・ロレンス
10 『キドリントンから消えた娘』 コリン・デクスター
11 若草物語』 ルイザ・メイ・オルコット
12 『1984年』 ジョージ・オーウェル
15 『血の収穫』 ダシール・ハメット
17 『目くらましの道』 ヘニング・マンケル
18 『狭き門』 アンドレ・ジッド
19 『大いなる眠り』 レイモンド・チャンドラー
22 『時の娘』 ジョセフィン・テイ 
23 『バスカヴィル家の犬』 アーサー・コナン・ドイル 
24 『笑う警官』 マイ・シューヴァル/ペール・ヴァールー
25 星の王子さま』 アントワーヌ・サン=テグジュペリ
26 『長いお別れ』 レイモンド・チャンドラー
27 『マルタの鷹』 ダシール・ハメット
30 『異邦人』 アルベール・カミュ
35 『宝島』 ロバート・ルイス・スティーヴンソン
36 『南回帰線』 ヘンリー・ミラー
37 『アンクル・トムの小屋』 ハリエット・ビーチャー・ストウ

原作未読ながら、映画作品のみ鑑賞(45本)
2 『インドへの道』 E・M・フォースター
3 眺めのいい部屋』 E・M・フォースター
5 西部戦線異状なし』 エーリッヒ・マリア・レマルク
9 『クラッシュ』 J・G・バラード
15 『ハイ・フィデリティ』ニック・ホーンビィ / 森田 義信訳
20 ミザリー』 スティーヴン・キング / 矢野 浩三郎訳
21 カッコウの巣の上で』 ケン・キージー
23 『土曜の夜と日曜の朝』 アラン・シリトー
24 シンドラーズ・リスト』 トマス・キニーリー
27 ゲッタウェイ』 ジム・トンプソン
32 『ナヴァロンの要塞』 アリステア・マクリーン
33 ホビットの冒険』 J・R・R・トールキン
34 指輪物語』 J・R・R・トールキン
36 『シャイニング』 スティーヴン・キング
38 『第三の男』 グレアム・グリーン
41 『トム・ジョウンズ』 ヘンリー・フィールディング
43 『Z』 バシリス・バシリコス


■英ガーディアン紙必読小説1000冊決定版リスト(1000冊アルファベット順)