2016年公開の映画を対象とした第90回キネマ旬報ベストテンが10日以下の通り発表されました。
【日本映画】
(1)この世界の片隅に
(2)シン・ゴジラ
(3)淵に立つ
(5)永い言い訳
(6)リップヴァンウィンクルの花嫁
(7)湯を沸かすほどの熱い愛
(8)クリーピー 偽りの隣人
(9)オーバー・フェンス
(10)怒り
【外国映画】
(1)ハドソン川の奇跡
(2)キャロル
(3)ブリッジ・オブ・スパイ
(4)トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
(5)山河ノスタルジア
(6)サウルの息子
(7)スポットライト 世紀のスクープ
(8)イレブン・ミニッツ
(9)ブルックリン
(10)ルーム
【個人賞】
▽監督賞=片渕須直
▽主演女優賞=宮沢りえ
▽主演男優賞=柳楽優弥
▽新人女優賞=小松菜奈
▽新人男優賞=村上虹郎
▽外国映画監督賞=クリント・イーストウッド
私はこの中の1本も見ていないので論評できないのが残念です。まあここ20年ばかりは、新作はほとんど見ていませんので、例年、キネ旬のベストテンが発表されたとて記事にはしていなかったのですが、今回は「この世界の片隅に」や「リップヴァンウィンクルの花嫁」に興味津々でしたので列挙してみました。
どこかで出会うチャンスがあれば、きっと見るつもりです。
ところで、キネ旬のベストテンは今回で90回を数えます。1924年(大正13年)から続いています。(こういうのは、「大正から続く」などと私の嫌う元号を使って表現すると、歴史的な重厚感が増すような気がします。まあ「大正」は元号というより、時代を表す言葉でもありますが…。)
娯楽がないころに少年だった私は、小さいころからチャンバラ映画が大好きで、そのまま映画大好き人間に成長しましたので、キネ旬のベストテンに登場する映画は、1926年の「黄金狂時代」(監督チャールズ・チャップリン)をはじめとして数百本も見て生きてきました。
親のしつけや学校の授業や恋愛や友情やそのほかの芸術と同じように、見てきた映画が私の人間形成に貢献してくれたと思います。師匠のような存在でした。
今後も、できる限り見たいと思った映画とだけ触れていこうと思います。
【歴代のキネ旬ベストテン】