遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

自分の顔に責任がある

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安保法案は廃案に! 
集団的自衛権を是とする維新の党が不穏な動きをし始めており、与党と維新が強行採決に向けて密約があるかもしれない。
自民・公明・維新の身内やOBに誰か止める人いないのか?

話しは変わって

「民主主義」特許使用料、各国に請求 ギリシャ

上の「虚構新聞」の創作記事、ユーモアがあって楽しい。
デフォルト状態に近くなったギリシャが、同国発祥の「民主主義」の国際特許申請をして、世界各国に使用料を求めていく方針で、年間数兆円規模の特許収入が見込まれる。というもの。確かに、「民主主義」のルーツはギリシャにある。
最後に、日本には「民主主義」の使用料を請求できないだろうと締めくくっている。うまい(ニコリ)。

それに比べて、安倍首相のユーモアは寒い。
安倍の「あべ“abe”」が、エイブラハム・リンカーンの愛称「エイブ (Abe)」と同じですが、と米国議会で演説した安倍首相。誰もが無反応だった寒いジョーク。そもそも、リンカーンに失礼である。似ても似つかぬとはこういうことである。

その、リンカーンの有名なことばの一つに、”40歳過ぎたら男は自分の顔に責任がある”(Every man over forty is responsible for his face)というのがある。その発言の出た場面は以下のようである。

米国大統領であったとき、ある人を内閣に入れたらどうかと進言されたリンカーンは、「俺はあの人の顔が嫌いだ」と返答した。進言した人は、「しかし、あの可哀想な人は自分の顔に責任はない」と反論した。それを聞いたリンカーンは「40歳過ぎたら男は自分の顔に責任がある」と返したということである。

それで言うと、安倍、麻生、中谷、高村、北側、大西、稲田、橋下、松井などなど、どれもこれも顔がダメ。平和安全法制特別委員会で自民党席に座るカボチャ議員の顔も駄目。顔がダメだから中身もダメなのかな。
うまれつきの“作り”のことを言ってるのではない。「悪行」を意識していることから来る、「びくびく」「おどおど」「ふてぶてしい」表情の無責任極まりない顔に辟易する。

とはいえ、6月の憲法審査会で長谷部教授が「違憲です」といった時の船田元の「あの顔」のショット、今年のピューリッツアー賞候補ものの出来だった(これは私のジョーク)。