遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

お二人さまランナー誕生

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昨日、私は遠縁の法要で休息日を奪われたのだが、
関西は神戸マラソン大阪マラソンで、大量の人たちがフルマラソンを完走。
今日の朝刊の一面は、そのおびただしい数のランナーの写真が大きく取り上げられていた。


先週の日曜日に話が戻るが、滋賀県への仕事に行く電車で出会った若い男女の4人組。

軽い感じの茶髪の女子2人は、派手なウェアを身に着けたハイカーとお見受け。
紅葉の京都見物かと思いきや、京都駅で降りる気配がない。
4人の会話を聞いていると、どうもランナーのようで、
滋賀県での何かのレースに出場しに行くようであった。

もっとよく聞いていると、男2人はレースで走るのは初めてのようで、
女子2人に「レースはじめは、スピードを出さないように」と、忠告されていた。
それからしばらくは過去のレースの経験談を延々と男子に話して聞かせる女子。

ビギナーに脅し半分の体験談、レース当日には不適切のようで、
「天気もええし、ちょっと遠足気分やね」とのたまう男子たちの笑いが、引きつっていたような気がした。
でもまた、ランナーが誕生した瞬間に立ち会ったような予感もした。

私も、20年ほど前までは、近畿2府4県のレースを探してはエントリーしまくっていたなーと、
いままたマラソンブームの真っただ中のおしゃれなウェアを身に着けた若者たちを見てうらやましくなった。
まだ5キロや10キロ位なら練習ナシでも走れそうなので、ちょっとまたレースをやってみたくなった、
そんな先週の日曜日であった。