遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

マイ・ソング/キース・ジャレット

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この「マイ・ソング」もですが、先だってからのジャズの記事で紹介したアルバム、
リターン・トゥ・フォーエヴァー」「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」「サムシン・エルス」は、
私の記事ではどれも2度目の登場になります 。

聴き所のあるジャズ・アルバムを紹介してきて、もう2巡目に入りました

2巡目に入って、あれっ?と思うほど印象が違って聴こえるものもあり、
そういうのは後回しにして、お気に入りを再度紹介していこうと思います。

キース・ジャレットが北欧のミュージシャンとレコーディングした名盤が、
この「マイ・ソング」であります。

これ1枚で、さまざまなジャズ(ジャズとジャンル分けする意味もないのですが)が楽しめます。

■曲目
1. クウェスタ
2. マイ・ソング
3. タバルカ
4. カントリー
5. マンダラ
6. ザ・ジャーニー・ホーム

フュージョンぽい1.や3.、ワイドショーのさわやかなBGMみたいな2.、
夜にぴったりの大人のバラードだけど軽快で楽しい4.6.、フリージャズのように混沌とした5.。

全体的にキースとガルバレクが饒舌気味ですが、まあ許容範囲で、
ベースとドラムの二人も頑張ってリード楽器をサポートし続けています。

NYのジャズとは違った風味の、北ヨーロッパの風薫るすがしい万人向けのジャズ演奏であります。


録音 1977年11月 オスロ