豊田市美術館の収蔵作品は立派なものが多くて驚きました。
15年ほど前、仕事の一環で日本の自治体の財政状態を調べたことがあったのですが、愛知県の各都市(名古屋以外の自治体)は財政健全度が軒並み上位にありました。おそらくトヨタ自動車とその関連企業による法人税やそれらの企業で働く住民の所得税で潤っているのだと思います。
そのような健全財政下で、美術品のコレクションも充実しているのかもしれません。トヨタ自動車のお膝元の美術館、豊田市美術館の「パトロン」というべき企業や住民は、はかなり強靭な収益構造に支えられているように思います。
私が先週訪れたときには「2023年度 第3期 コレクション展 2024.01.20-2024.05.06」が開催中でしたので、特別展にはわき目も降らずにコレクション展のチケット(300円)を購入した次第です。
駐車場は無料で常設展は300円で、2時間はたっぷり楽しめます。ぜひお出かけください。
ということで、クリムト、藤田嗣治、岸田劉生、エゴン・シーレ、梅原龍三郎、川合玉堂、小林古径、速水御舟、横山大観、サルバドール・ダリ、濱田庄司、奈良美智などの作品を堪能しました。