遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「ゴジラ-1.0」の製作費が15億円なのに都庁などの投影事業が18億円って???

上の画像は、先月25日から始まった都庁のビル壁に投影されているプロジェクションマッピングです。

この事業は都庁以外でも実施されるそうで、都庁での費用7億円をはじめ、全体の費用は18億円の事業なんだそうです。

昨日ご紹介した「ゴジラ-1.0」の製作費が15億円ですから、このプロジェクションマッピング事業の18億円はいくらなんでも高すぎると思いますが、いかがでしょう。

しかも「ゴジラ-1.0」は、制作費の何倍もの興行収入を稼いでるのです。

ひろゆきでさえも、《18億円かかったの東京都庁プロジェクションマッピング。東京都はお金が余ってていいですねー。まともな大人ならもっと人の役に立つことに使いそうですけどね。》と立派な意見をSNSで発信しています。

ゴジラはコンピュータグラフィックを駆使して、俳優やエキストラやセットによるアナログ撮影をしたものとCGを組み合わせた大作ですが、都庁の投影なんか机上でできますし数人で光のデザインは可能ですから、18億円はどこかの誰かが中抜きをしているに決まっていると思っていました。

そしたら案の定、この事業は電通の関連会社「電通ライブ」が請け負っているようなんです。

都庁は丹下健三の建築物で、その建物自体に存在感がありますから、変に小細工したものを投影しても見劣りがするだけですから、都庁そのものを見てもらえればそれでいいんじゃないですかね。

観光目的でやってきた訪問客に楽しんでもらおうとの事業のようですが、都庁側が考えたのか電通が考えたのか知りませんが、もっと実のあるサービスの方が喜んでもらえるでしょう。関連業者にもそのサービス事業で幅広く潤うでしょうから、その方がまだましでしょう。

良きサービスがあれば、私も東京に行きたいと思いますので、一生懸命考えてみてください。

ということで、中抜き業者が考えがちな、くだらなくてつまらない事業に、税金をむやみに使うのはやめましょう。ばかげた大阪万博を笑えないですよ。