遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「裏金事件」で「救国・救民内閣」への政権交代もありか?!

自民党の「裏金事件」を受けて、「自民党政治刷新本部」が発足し論議が始まりました。

しかし、刷新本部のメンバー(38人)に安倍派が10人も入っていて、そのうち9人がパーティー収入を裏金化していたようです。

その9人とは、本部長代理の岡田直樹・元地方創生相、副本部長の野上浩太郎・元農林水産相、幹事を務める佐々木紀、上野通子太田房江松川るい吉川有美の5氏、事務局次長の藤原崇、高橋はるみです。

「エッフェル姉さん」こと松川るいも堂々のメンバー入りですし、他派閥ですが「ドリル優子」こと小渕優子は党幹部としてメンバー入りです。

また最高顧問として名を連ねる麻生太郎は、安倍内閣の閣僚時代(2018年)に飲食を伴う会合費として2462万円の政治資金を支出していました(政治資金収支報告書で判明)。

これは、麻生太郎資金管理団体「素淮(そわい)会」の政治資金収支報告書で判明しましたが、麻生は高級ホテルや料亭、会員制サロンなどに支出していたようで、当時の閣僚の資金管理団体の中で突出していました。

なかでも、麻生の愛人と噂される店(今は閉店した)への支出は、第二次安倍政権が始まった2011年以降、平均して年700万円を超える支出が計上されていたようでした。

70歳を過ぎた爺さんが、年間2000万円以上も公金で飲み食いするって、人として「終わっている」としか言いようがないのですが、80歳を超えてなおその飲み食い爺が政治刷新本部に鎮座している時点で、自民党は終わっています。

ちなみに当時閣僚だった茂木敏充自民党幹事長は、2018年度の飲食を伴う会合費の支出は1439万円でしたので、常に通う愛人がいたとされる麻生太郎と実質的に同規模の支出で看過できません。当然のことながら、茂木も刷新本部に自民党幹部として加わっています。

これらのまるでコソ泥軍団に加えて、無知無恥無能の岸田と菅義偉が本部の最高幹部に君臨していますから、この自民党政治刷新本部は「泥棒に刑法作らせるような」ものでしかありません。

せめて、石破茂(66)や村上誠一郎(71)が本部に入って本気で論議すれば、良い成果が出たかもしれませんが、こういう「たられば」は絶対あり得ないところです。

石破は「裏金事件の落としどころを失敗すれば、今は小選挙区制の時代だから、政権交代もあり得る」とTBSの番組で語ったようですが、彼ももう一度党を出てみるというのはどうでしょうかね。

改憲の意思を封じたら、村上誠一郎などとともに、「救国内閣」や「救民内閣」の中心人物になれると思いますよ。

【石破茂に聞く!】能登半島の自衛隊、裏金事件、自民刷新本部「石破はずし」の裏!無派閥「菅×石破連携」の行方は⁉︎【国会トークフロントライン】|au Webポータル国内ニュース

ということで、自民党刷新本部のメンバーが寄ってたかって議論しても何も生まれないことをお伝えしました。

いまは能登半島自民党のパワーを集中させた方が政権の延命のためには得策かと存じますが、いかがでしょう。