遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

昨日の市長選挙結果から見えてきたことは、自民・公明・維新の凋落?!

昨日投開票が行われた3市の市長選挙結果は以下のとおりです。2つの市で維新の候補が惨敗を喫したようで、清々しい月曜日の朝になりました。

青梅市長選挙(東京都)
大勢待利明(48)=国民民主、都民ファーストの会推薦 26,042票 得票率60.2%
浜中啓一(71)=自民、公明推薦 17,152票 39.7%

自公推薦の現職で3選を目指していた浜中敬一が落選。しかも大差でした。
当選した大勢待市長は国民民主と都民ファースト推薦ですから、手放しで喜べませんが、手垢のついた自公推薦の市長よりは良い選択だったと思います。

海老名市長選挙(神奈川県)
内野優(68)       32,675票 62.5%
氏家秀太(56) 維新推薦  19,618票 37.5%

当選した内野市長は今回で6選となることで問題視されていましたが、それでも維新の市長を選ぶよりは市民の安全&安心度は格段の違いがあると思われます。「そんな市政をやっていると次は維新の市長に投票するよ」というプレッシャーを内野市長にかけ続けてみるのもいいかもしれません。ともあれ、維新が敗れて痛快なことこの上ない結果でありました。

八幡市長選挙(京都府
川田翔子(33)自民・立憲・公明推薦        10,516票  42.5%
尾形賢(43)    日本維新の会            8,334票  33.7%
亀田優子(62)    共産推薦          5,878票  23.7%

3人の新人で争われましたが、自・公の候補に立憲が相乗りするという、京都独自のお家の事情が困ったものですが、維新の候補が落選したことはとても喜ばしい結果になりました。川田市長は、全国一若い女性市長と言うだけでも特筆ものでしょう。共産党女性候補も33.7%の得票率で善戦し、京都での共産党人気は健在だと証明しました。

それにしても、泉健太福山哲郎という京都選出の立憲民主党の二人、次の国政選挙では危ないかもしれませんね。京都独自のお家の事情を中央の国政選挙に持ち出して、共産党との野党共闘選挙を嫌がっていては、政権交代与野党伯仲の国会は夢のまた夢となってしまいます(表向きは共産党との野党共闘の方針ですが...)。

泉健太は党代表ですが、総理大臣になることをビビっているようですので、そういう代表はさっさと退いてもらって、枝野幸男の再登場や女性代表の登場を待ちたいと思っています。

ということで、昨日の選挙結果から見えてきたことは、自民・公明・維新の凋落だということです。これは、夏以降の政党支持率にも同じ傾向がみられます。

年内の衆院解散はなくなりましたが、立憲野党(立憲民主・共産・社民・れいわ新選組)におかれましては、次の選挙までに、まずは国民生活に直結する問題について共通の強烈なメッセージを(公約)を発信していただきたいと存じます。