遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

小池君が「万博、カジノはきっぱり断念すべきだ」と声を大にして叫んでいます

今週26日、国会で参議院の代表質問に立った共産党小池晃

大阪関西万博について、岸田総理に中止を求める演説を行いました。その一節が、下のテキストに起こしたものです。

《大阪関西万博は工事が遅れ建設費用も膨れ上がっていますが、総理はオール ジャパンで進めると述べています。

しかし日本国際博覧会協会は遅れ解消に向けて 来年4月からの建設労働者の時間外労働の上限規制を万博工事だけ適用除外するよう 政府に要請したと言います。

法律を守れば建設ができない労働者の命を犠牲にしなければならないこんな事業は既に破綻してるのではありませんか。

会場建設費用は2350億円と当初見積もりの2倍近くに 膨らみこれで収まるかどうかもわかりません。

国民の身を切るような事業に理解が得られると思いますか?

そもそも建設工事の遅れと費用の上ぶれの原因は軟弱地盤と土上汚染の夢洲での開催に固執したことにあります。

その狙いは 夢洲カジノ計画の推進です。

(カジノ建設・整備には)莫大な費用がかかりカジノ業者だけでは到底不可能なインフラ整備を、国策である万博を口実に公費で進めるために他なりません。

命と安全が守られず多大な負担を国民に押し付ける大阪関西万博は中止し、
カジノ 計画はきっぱり断念すべきです。》

この21世紀において、万博という「無用の長物」に税金を投入する裏に「公費によるカジノ建設」が画策されています。

地元では、小池晃君に言われるまでもなく、このことが分かっている人が大多数ですが、この代表質問で「ああ、そういうことなのね」と気付かれた方も多いのではないでしょうか。

そもそも、大阪関西万博など、国民の95%は無関心でしょうし、万博に行く気もないし興味もないと思われます。

しかし、公費・税金が投入されるとするならば「それは問題だ!」と憤るお方も増えてくると思います。

それどころか、初期コストとして知らないうちにまるで「万博税」「カジノ税」のようなを負担させられるとなると、維新の支持者とて黙ってはおれないのではないでしょうか。

「万博」と「カジノ」で数兆円の経済効果があるとして、大阪維新の松井と吉村が始めたこの公共事業は、将来にわたっておそらく「数兆円の欠損」を出すことになり、それをだれが負担するかもわからないまま推進されています。(すでに松井は逃げた?!)

また、大阪府民と市民への建設費負担は、維新の支持者のみならず、維新を蛇蝎の如く嫌っている私たちにも重くかかってきます。加えて、日本国民にも負担が強いられる事態も予想されます。

また、夢洲に運んで埋め立てていた大阪市民と府民の生活ゴミは、いままでとは別の場所での処理にシステムになったようで、その処理費用が大きく跳ね上がっているそうで、これも住民負担としてのしかかってきます。

ということで、何度も記事にして申し述べてきましたが、今ならまだ間に合いますので、万博とカジノは中止するべきだと思料します。