遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

杉田水脈の言動が、札幌法務局に「人権侵害にあたる」と認定されました

自民党を代表する差別主義者である杉田水脈衆議院議員が、自身のブログなどでアイヌ民族を差別する投稿を行ったことについて、札幌法務局は人権侵害にあたると認定し、議員側にアイヌ文化を学び、発言に注意するよう啓発を行ったことが分かりました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230920/k10014200971000.html

天下の自民党の国会議員が「アイヌ民族を差別する投稿」を行い「人権侵害にあたる」と法務局から認定されるという、前代未聞の事態になっています。

この杉田のブログ事件や、彼女の差別発言の数々については、昨年末の国会でも厳しく追及されており、杉田は差別を防止する立場にある総務省政務官を辞任しています。

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杉田衆議院議員は2016年、みずからのブログやSNSに国連の会議に参加したときのことについて、「チマチョゴリアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などと投稿しました。

先日(9/20)、岸田総理は国連に出向いて「国連と共に新たな時代における人間の安全保障の実現を進めます。また、人への投資を惜しみなく実践していきます」などと一般討論演説を行いましたが、足下の自民党議員にこそ新たな時代における人道的な人物を選任すべきでしょう。

岸田のお膝元でもある中国選挙区の比例代表の杉田について、実に嘆かわしいと思っているに違いないのでしょうが、故安倍晋三が関西から一本釣りで連れてきた候補だからという忖度で、まだ衆議院議員として在籍させていることは甚だ問題であると考えます。

そもそも杉田を擁護する自民党議員は皆無で、自民党の心象を悪くするだけの存在なのではないでしょうか。彼女を見ていると気分が悪くなるのは私だけでしょうか。

札幌法務局から「人権侵害」をしていると認定されたからには、杉田水脈を除名処分にして、もっとまっとうな議員を次の選挙での候補者に据えられるよう進言したいと思います。

ということで、国連の議場はほとんど空席状態だったとはいえ、立派な岸田首相の演説に水を差すような、過去の国連会議での杉田の差別的感情から出たその後の唾棄すべき言動のお話でした。

 

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