遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

越年するのか?自民党をめぐる問題

統一教会問題で山際大志郎が、人権問題(「死刑のハンコ」)で葉梨康弘が閣僚を辞めさせられたが、いまだに一人粘っているのが寺田稔総務大臣

寺田は政治資金問題で、コソ泥のようにいろいろ気を配って身辺の「集金」体制を構築していたのがここにきてバレだして、国会の委員会で野党に詰め寄られマスコミやネットで取りざたされている。

Twitterのいいね問題で高裁で有罪になった総務政務官の杉田の追及がかすんでしまうほど、総務委員会ではずっと追及されている。

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元財務官僚としてあるまじき不正疑惑で、寺田は総務大臣のままクリスマスを迎えることはできないかもしれない。

彼は、広島県出身でいわゆる二世議員ではなく、岸田派「宏池会」に所属する官僚出身の議員だったわけで、「オラオラ」議員が幅を利かす現在の自民党色とは少し違うタイプの議員。葉梨康弘もよく似たタイプの議員だった。

二世議員ではないし官僚出身だから、なんといっても選挙資金が必要だし、上級官僚まで上り詰めた後には左うちわのウハウハ人生が待っていたはずだから、集金システムは必要不可欠なことも分かるには分かるが、「ごまかしはせこいからダサいのだ」ということは学んでこなかった人生のようなのだ。

寺田も葉梨も「オラオラ」タイプから真っ先に目の敵にされそうな「僕はできるのよ」タイプの嫌われ者の部類で、どちらにしろ煮ても焼いても食えない代物。

かといって、代わりはいくらでもいる自民党から、「壺関連」「オラオラ」「バカ息子」「センスのないダサい官僚出身」議員を除くと、「そして誰もいなくなった」ことになってしまい、まことに寂しくてわびしくて情けない政権政党となってしまう。

それが証拠に、コロナは終わらないし医療はひっ迫し、税金や物価は上がり続けて賃金や年金は下がり続け、少子化に歯止めがかかるどころか国を挙げての「ネグレクト状態」で、インフラは老朽化するばかりでゴミクズ同様の武器を買い続けることが延々と続いてきてこれからも続くことになってくる。

それでも生きようとして無垢な民衆が駆け込むところは、カルト教団か反社勢力しかなくなってきている。

この冬ボーナスが上がったお方たち、あなた方は来春の統一地方選は引き続きお世話になった自民党公明党に票を入れることになるのだろうが、明日は我が身ととらえてはもらえないだろうか。日本を助けるすべを考えてもらえないだろうか。

ということで、岸田幸雄は総理として2度目のクリスマスを迎えることになるだろうが、生まれてこのかたこんなに何もできなかった1年はなかったんじゃないだろうか。

なりたくて仕方なかった総理大臣だったけど、いまや首相秘書官にした長男しか話し相手がいないんじゃないだろうか。「聞く耳」は、犬にでも食われたのだろうか。