はすみとしこというイラストレーターが、伊藤詩織さんに事実と相違するイラストをTwitterにアップしたことについて、一審と二審で有罪になった裁判。
はすみとしこは上告していましたが、先週、最高裁は上告を棄却し、二審の東京高裁での有罪判決が確定しました(賠償額110万円)。
賠償額が少なすぎると感じますが、その多寡など関係なく、はすみとしこが有罪になったこと自体が痛快で素晴らしいことです。
はすみは以下のようなツイートをして、損害賠償で訴えられることについてけん制していたようですが、そのビクビク度合いに失笑を禁じえません。
別件で、昨年10月に、伊藤詩織さんを中傷する複数のツイッター投稿に「いいね」を押して名誉を傷つけたとして、自民党の杉田水脈に東京高裁が55万円の支払いを命じた有罪判決が出ています。
あろうことか、一国の国会議員が、「いいね」をしただけで損害賠償を命じられるという、前代未聞の名誉棄損もあるわけで、いやはやこの界隈の下劣さには辟易としてしまいます。
繰り返しますが、国会議員ともあろうものが「いいね」だけで有罪になるなんて、恥さらしもいいとこです、トホホ。
ということで、はすみとしこは、この先ますます食えなくなって落ちぶれていくことが予想されますが、サポートをし続けている杉田水脈とか、はたまた維新の会や百田尚樹や、その他有象無象のネトウヨ集団にでも食わしてもらうのでしょうか。
彼女、まだ45歳らしいのですが、長き苦しき一生になることだけは避けて、清い人生を歩んでいただきたいです。
まだ日本は、まっとうなイラストで食っていける社会だと思います。弱い人を貶めたりイジメるイラストではなく、巨悪を「風刺」するようなイラストなら広く支持されると思うので、生まれ変わることをおすすめします。