遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

国会の委員会から~「いいね差別議員」と「統一教会を宗教法人にした元文科大臣」

杉田水脈の国会答弁を見ましたが、上下まっ白なスーツ姿で総務省の政治倫理・公選法改正特別委員会の選挙倫理委員会で答弁していました。

過去の数々の差別発言を問われると、「ブログに私の考えを書いています」と述べ、考えが変わったのか発言を撤回するのか明確に答えませんでした。

「ブログに書いてあるから読めというのか?ふざけるなここは国会だぞ。そんな国会答弁は通用しない」と、これは私のお茶の間からのヤジです。

さらに、先週高裁判決で名誉棄損で有罪になった件では「まだ係争中なのでお答えできない」というだけで、質問に立った立憲民主党源馬謙太郎に「上告するつもりですか?高裁判決が憲法違反の疑いある場合に上告できるのを知っていますか?」と問われても「係争中なので...」と鸚鵡返しに答えるだけでした。

そのことについて、江川紹子もつぶやいております。

さらに、「#NoHeartNoSNS(ハートがなけりゃSNSじゃない!)については知っているか?」と問われたら、杉田は「知らない」と答弁。

呆れたように源馬が「総務省が取り組んでいるネット交流サービス(SNS)の誹謗(ひぼう)中傷対策キャンペーンのスローガンでしょ。あなた政務官でしょ?」と追及されると「事前通告にありませんでしたので…」と答弁すると、委員会室は失笑に包まれました。

Twitterにいいねを押しまくっていたころと違って、政務官になって今はお忙しい杉田先生でしょうが、いくらなんでもお粗末すぎる仕事振りですから、議員をやめて荷物をまとめて故郷へ帰られたらいかがかと存じます。(故郷で古巣の維新の議員になりそうな予感...)

 

次に、2015年に宗教法人に認可された統一教会の動向について、27日の衆院文部科学委員会共産党宮本岳志が質しています。

統一教会の関連団体の不祥事(民事で有罪)で一時会長を退いていた徳野某が、安倍晋三が政権を取った翌日!に会長に返り咲いて、その後数年で宗教法人の認可を承認されました。その一連の動きを宮本岳志が厳しく追及していて、最終的に当時の文科大臣だった下村博文参考人招致を求めました。

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統一教会の前面に立ちはだかっていた安倍晋三というファイヤーウォールがなくなったいま、統一教会自民党政治の癒着が少しづつ露わになってきています。

富山県熊本県などでも、統一教会と地方政治の関連性が取りざたされていて、たとえ統一教会が解散しても、日本各地にはびこっているカルト教団の悪影響を払しょくするのに時間がかかりそうです。

ということで、頭が腐っている日本の百鬼夜行は、留まるところを知りませんが、その様子をまたご紹介したいと思います。