1923(大正12)年9月1日の関東大震災から、きょうで100年。
各地で防災訓練が行われたようで、大阪の梅田でランチの後カフェにいた私たちの携帯にもけたたましい緊急警報が入りました。大きなカフェにいましたので、大勢のお客の携帯から2回にわたって(府と市の訓練)大きな警報音が鳴り響きました。(万博が開催できないという警報ではなかったようでした。)
関東大震災の犠牲者は105,385人を数え、自然災害としては明治以降最大の犠牲者数を記録しました。
黙祷
松野官房長官は30日の記者会見で、関東大震災の発生時にデマによって起きた朝鮮人虐殺について「政府として調査した限り、事実関係を把握することのできる記録が見当たらない」と述べました。その上で、「特定の民族や国籍の人々を排斥する不当な差別的言動、暴力や犯罪は許されない」と語り、政府としてSNSの発信などを通じ、外国人差別解消に向けた啓発活動に取り組んでいると強調したようです。
「記録が見当たらない」とは何を今さら寝ぼけた顔で寝ぼけたことを言ってるのかと耳を疑いました。
内閣府のホームページには、「1923 関東大震災 災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 平成21年3月」として以下の調査報告書が掲載されています。
そして「殺傷事件の検証」として以下のPDFが貼付されています。それによりますと、朝鮮人の虐殺による犠牲者は、2607人~6644人とあります。
これが、関東大震災時の朝鮮人虐殺の記録として政府が認めたものでなければ、私たちはいったい何を信じればいいというのでしょう。
あらためて、10万余の全ての犠牲者に黙祷を捧げます。