あの震災の朝を忘れることはない。1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災。
発生時、私や子どもたちはまだ眠っていたし、激しい揺れは長く続かなかったのだが、余震をおそれて抱き寄せた幼稚園児の長女の心臓の鼓動の早さが忘れられない。
私の住む地域や自宅に大きな被害はなかったが、心にほんの少し傷が残った気がする。人の温かさや命の大切さも再確認した。
当時、41歳の私は3回目のマラソン出場のためトレーニングを重ねていたが、その日をきっかけにトレーニングをやめて、今に至る。
人生のいくつかの大きな出来事のラインナップ。
東京オリンピック1964、就職、結婚、子どもたちの誕生、阪神淡路大震災1995、定年退職。
早いもので今日であの震災から25年。
6434人の犠牲者の死をあらためて悼む 黙祷