阪神タイガースが、この大事な時期に横浜と巨人ともに3タテをお見舞いし、目下7連勝中であります。
今季3度目の7連勝というのが、今年の阪神の強みでしょう。
連日、近本、中野、木浪の小回り部隊が日替わりヒーローになる印象が強くて、大山と佐藤と森下とノイジーがときどき明治の大砲のように炸裂します。
個々の打撃成績はあまり大したことはありませんが、1番打者から9番打者までが線状に繋がり、まさに「打線」と呼べるの効率の良い攻撃を繰り広げています。
また、守備全体の素晴らしさも目を引くものがあり、とりわけ内野の4人がダブルプレーの多さも含めて、昨シーズンとは見違えるような連携プレーを展開しています。
加えて、相手打線を連繋させない投手陣の頑張りと彼らの起用方法を巧く考えているベンチワーク、その双方がうまくかみ合って、さらに先に述べた投手以外の守備の固さもあって「鉄壁の守り」を誇る阪神の伝統的なお家芸も復活しました。
ことほどさように、監督・コーチが代わるとこんなにも野球が変わるのかと驚きますが、岡田イズムが浸透してきた感があり、それがこの快進撃を支えていることにだれも異論はないように思います。
「アレ」に近づいてくると、何だか見ている方も緊張して、1球ごとにヒヤヒヤドキドキしながら長い夜を過ごす毎日となりました。たかがプロ野球なのですけど、体に悪いような良いような、久しぶりに不思議な夏を過ごしています。
Youtubeでは球場内にカメラを持ち込んで阪神タイガースの活躍ぶりを伝えてくれるユーチューバーが多いのですが、テレビ放送の映像とは違ったサブカメラ的な映像、特にベンチの選手や監督コーチの表情や行動を捉えて映像がとても興味深くて面白くて楽しんでいます。
阪神の応援席でのドンちゃん騒ぎを伝えるユーチューバーも楽しいのですが、ベンチ内のタイガースがクローズアップされている多くの映像が、Youtubeならではのことだと思います。
今日からは、地元に帰って京セラドームでヤクルトと3連戦。
ヤクルトは広島に3連勝して、打棒が甦ってきた感がありますから、この3連戦は要注意ではあります。
ということで、今日先発登板の村上に期待しているところです。
ということで、「アレに向かって走れ」タイガース!という祈りを込めたところで、本日の結びといたします。