「日本は特に第二次世界大戦の戦犯国だということ。原罪の国なのよ。ならば賠償すべきでしょう、被害を与えた国に」
この発言、私にはすんなり受け入れられる言葉なんですが、国粋主義やネトウヨの皆さんなら到底看過できない言葉だと思いますがいかがでしょう。
冒頭の発言は統一教会の教祖韓鶴子のものとして、数日前からメディアやネットで炎上気味に取り上げられています。
統一教会は高い壺や教義などを信者に買わせて、ばく大な利益を教団で「戦争の賠償金」として借り受けしているんでしょうかね。その資金は、故文鮮明の故郷である北朝鮮にも大量に流れているそうですから、日本国の賠償金は統一協会信者によって代払いされていて、良からぬことに使われているようです。
日本の戦争責任という原罪は、統一教会に永遠にお祓いしてもらわなければ贖（あがな）えないようなのです。
政府が統一教会を解散させられないのは、原罪を贖うためなんだったら、そういうことなのかと妙に納得してしまいそうです。
韓鶴子は、旧統一教会の解散命令請求に向け、日本政府が「質問権」を行使する中、日本の幹部らおよそ1200人を前に、「岸田総理や日本の政治家を韓国に呼びつけて、教育を受けさせなさい」と発言していたこともこのたび表に出てきました。
統一教会関係議員がいつまでも自民党内でのさばっているのは、教団本部の人身御供のようなことなんでしょうか。「鶴子教祖のお怒りは重々承知しております、わたくしが命を懸けて統一教会の解散を阻止いたします」と、統一教会関係議員は身体を張っているんでしょうか。
そもそも、「質問権」を何度も何度も行使している日本政府ですが、あんなもの解散命令とは何の関係もないうわべだけのもので、アリバイ作りをしているだけで、質問権を行使しましたが解散命令につながるような問題は発見されませんでしたという幕引きが用意されているだけのようです。
維新の会も、立憲民主党をぶっ潰す前に統一教会をぶっ潰せばもっともっと人気が上がるのに、無理ですか？お仲間でしたか？そうですか、そうでしょうね。
それにしても、たかが他国のカルト教団の教祖ごときに、時の日本国内閣総理大臣ともあろうものがとんでもない侮辱を受けていることについても（私はどっちもどっちだと思っていますが）、全国の多くの自民党支持者におかれてはそろそろ堪忍袋の緒が切れてもいいのではないだろうかと思います。
ということで、マイナカードに関連して頓馬な担当大臣たちが右往左往している間に、統一教会問題は少しずつ忘れ去られようとしているなら、いつの間にか壺議員が内閣総理大臣になっているってことにもなりかねない日本国の夏なのであります。
