遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

日本の政権を担う政治家は国民のためにしっかり仕事をするべきです

上の画像は、フィンランドのサンナ・マリン首相(当時34歳)が就任間もない頃の新内閣の面々です。連立内閣です。

若くて女性が多いところが日本の内閣と対極にあるところでしょうし、仕事もできるだろうし国民は満足しているだろうなと容易に想像できるところです。

フィンランドのサンナ・マリン首相(36)が、パーティーで踊ったり歌ったり、飲酒する様子の動画が流出し、自国で批判を受けているようですが、これに対して首相を支持する女性たちが、自分たちがパーティーを楽しんだり踊ったりしている動画を投稿し、連帯を示しています。

たとえ首相と言えども、平時にプライベートで自分の金で違法行為をしたり公序良俗に反していなければ、自由に夏を謳歌すればいいと私は思います。それに、政権や内閣の普段の仕事振りが問題なければ、さらに問題ないと思います。

実績を上げてきたマリン首相を擁護するために、「自分たちだってパーティを楽しんでるわよ!」とネットに投稿する女性たちの連帯の仕方に、彼女の仕事ぶりを認めていることが伝わってきます。

BBCニュースの街頭インタビューに答えた男性も「問題にする方がおかしい」と、動画流出に反応する人たちを揶揄していて、これまた大人の態度を見せていました。

一方、日本の政権政党のように、死者が200人近くに達した2018年の豪雨災害の最中に、当時の安倍首相を囲んで宴会をしていたことに比べればまったく問題ないことです。

また、日本の高校生が乗0った練習船えひめ丸」が、米国の潜水艦に沈められた大事故の最中にゴルフをしていて、官邸にすぐ向かわなかったことで失脚した当時の森首相に比べたら、何の問題もないことです。

また、つい先日、コロナの感染により1日当たり過去最高水準の死亡者数に達している最中に、東京を離れゴルフを楽しんでいた岸田首相に比べたら何の問題もないことです。

しっかり仕事をして、法の範囲で羽目を外さず、自分の金で遊びを楽しむことは全く問題ありませんが、日本の為政者たちは、自分の役目や対場がまるでお分かりではないようで、悲しいことこの上ないことです。

ということで、日本の政治家、とりわけ政権を担う政治家は、国民のためにしっかり仕事をするべきです。いま、国会を閉じている場合かどうか分からないようなら、また、いま医療現場は大変なのだということを知らないようなら、とっとと政治家を辞めればいいということなんです。