遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

きょうは啓蟄、オオバンの観察・メダカの繁殖・ミジンコの培養

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堀文子「極微の宇宙に生きるものたちⅡ」

昨夜は遅くまで読書をしていて、今朝その本を図書館まで散歩もかねて歩いて返しに行きました。昨日の朝の時点で、まだ半分も読んでいなかったのですが、その気になればすぐ読了できるのに、その一冊をかなり長時間楽しんでしまいました。

奈良は東大寺のお水取りの「お松明」もはじまりいよいよ春が近づいてまいりました。今朝の空気はまだ冷たかったものの、陽光があふれていて、3㎞ほど歩いたら少し汗ばんでしまいました。それもそのはず、きょうは啓蟄(けいちつ)でした。

近くの公園の池には、いつのまにかオオバンのつがいがやって来ていまして、どこに散歩に行くにせよ、その池のほとりをウォーキングのコースに入れるようにしています。やがて、暖かくなると北へ帰っていくオオバンたちを見ておくために。

公園のその池は、立入禁止で水に触れられなくて残念なのですが、ミジンコたちがたくさん棲息していそうでバケツに一杯だけ水を拝借したいのに残念と思っています。

自然界のミジンコを手に入れるのはあきらめて、私はAmazonで買っていしまいましたミジンコ。

ミジンコ900匹と生クロレラ(ミジンコのエサ)ボトル3本(30ml×3本)で、送料・税込みで598円でした。

長年私は熱帯魚やメダカを買っていて(今現在の水槽は設置してまだ4年です)、ほとんど乾いた人工エサを与えて育てていますが、暖かくなった今の季節に生きたエサとしてのミジンコを育ててみようと思ったのでありました。

下が、クロレラを入れたミジンコを培養している専用水槽です。まだ4日ほどたったところですが、900匹のミジンコは90匹くらいになったような気もしますw

後ほど、クロレラを追加してみるつもりですが、さて培養できるかどうかお楽しみはこれからだ、と思います。

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私のミジンコたちをクローズアップして画像にしても絵にならないので、堀文子画伯(2019年に100歳でご逝去)の美しいミジンコの日本画をこの記事の冒頭にアップしました。

堀さんは、晩年はこういうミクロの世界にも生命感を感じて作品にされたお方で、ミジンコ育成で著名なジャズミュージシャン坂田明師匠との対談もなさっていました。

ということで、メダカの飼育数を増やして繁殖しようか、それともミジンコもずっと培養しようか思案に余る啓蟄の朝でありました。