日本製粉(ニップン)がサイバー攻撃を受けて、財務データなど大量のデータが暗号化されたことで、決算発表が遅れたというニュースが8月5日にNHKなどが取りあげたそうだ。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210805/k10013184001000.html
「ニップン」サイバー攻撃受けシステム障害 決算発表を延期
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2108/17/news121.html
日本の製粉大手に「前例ない」大規模攻撃 大量データ暗号化 起動不能、バックアップもダメで「復旧困難」
その件でSNSでは、ハッカーが「日本製粉」と「日本政府」を間違えてサイバー攻撃してきたのではないかという憶測が流れている。なかなか面白い説だが、ハッカーはそんなに頓馬だろうかとも思う。
もし日本政府のデータベースにハッカーが侵入したら、そのお粗末さに驚愕するかもしれない。中身は空っぽに等しいもので、そのお粗末さにハッカーは「これは囮かもしれない」と何もしないで去っていったという恥ずかしい結果になるかもしれない。
その日本製粉関連のTwitterの書き込みにこんなのがあった。
◆ぱぴお23♪ @BkcQv9rjCAxf48n
戦後の財閥解体で、三菱鉛筆が、三菱重工と同じ会社と間違えられ、危うく解体されそうになったと言う話が有りました。歴史は繰り返す。。
恥ずかしながら、今日まで私は三菱鉛筆を三菱(旧財閥)グループの一連企業だと思っていた。三つの菱のマークも同じだしそう思っていた。
上のツイッターを見てウィキペディアで調べたら、
◆三菱鉛筆の三菱マークは三菱財閥より先に商標登録しており、三菱鉛筆は三菱グループ企業ではない。
とあり、確認できた。
三菱鉛筆は世界に誇れる商品づくりをしている素晴らしい企業である。
少し前に知ったのが、「朝日出版」が朝日新聞と無関係だということ。これにも驚いた。
◆株式会社朝日出版社(あさひしゅっぱんしゃ、英:Asahi Press)は、日本の出版社。本社所在地は、東京都千代田区西神田三丁目。
社名は、創業者の原雅久が岡山朝日高校の出身者であることに由来する。朝日新聞社およびその子会社である朝日新聞出版とは一切関係ない。
ということで、もしニップンがしょぼい日本政府と間違えられたのだとしたら、心よりお見舞いを申し上げるしだいである。