遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

韓流ドラマ「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」を見ました!

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知人に教えてもらったNetflixの韓流ドラマ「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」を見ました。

副題の「私は遺品整理士です」を知らずに、どんなんかな?と予告編の動画をチラッと見て「まあ好きな感じ」と思い見始めました。

遺品整理、つまり事故や事件や病気で亡くなった人の部屋や家を片付ける稼業を営む父親とアスペルガーの息子が主人公。その遺品整理会社の名前が「ムーブ・トゥ・ヘブン」です。

ところが物語の冒頭で父親が急死し、刑期を終えたばかりの叔父(死んだ父親の弟)が会社を手伝うことになり主役が変わります。

ということで、遺品整理会社「ムーブ・トゥ・ヘブン」の運営は「叔父と甥」が協働することになります。上の画像は、左が叔父(若いです)で黄色い箱を持つのが甥です。

スネに傷持つ不埒な前科者のおじさんは、人付き合いは苦手だけど誠実なおいっこに感化されて、遺品整理を続けていきます。

亡くなった人にはさまざまな歴史があり、遺族にもいろんなタイプの人間があり、エピソードごとの人間模様がよく描かれていて涙する視聴者が私の近くにもおりました。

不埒なおじさんがワルなのに何故かコミカルに感じられて、遺品整理作業を手伝う近所女子の叔父さんへのダメ出しやツッコミも面白くて、全体を明るい雰囲気に保っています。

画像の黄色い箱に入れるのが、遺族に渡す大事な品なのですが、その取捨選択は当然ながら甥っ子がやり、その小物の背景に込められた物語にも興味をそそられます。

ワルの叔父さんとまじめな甥っ子の対比も面白いのですが、ふたりの持つ要素は少しづつだけど自分にもあるあるで、全人類のオスに共通した生態がこのドラマで楽しめると思います。

本作は10のエピソードで一気に見ることができましたが、物語は継続する形で最終話を終えましたので、このシリーズはまだまだ続いていくようです。