昨日の国会、菅内閣不信任決議案について、枝野幸男の提案の趣旨の全文がnoteに掲載されました。
不信任案は否決されましたが、枝野代表の趣旨説明は菅政権の無能さが網羅的に整理されていて、国会本会議議事録として政権の恥ずかしい記録として憲政史に残りました。
安倍政権に続いて、レベルの低いことで不信任案を突き付けられても「別に。それがどうした?」といったところでしょう。ひな壇の閣僚はこっくりこっくりと舟を漕いでおりました。画面で丸川珠代大臣がこっくりしているのが映った直後に、枝野が丸川という固有名詞を出して痛烈に批判をしていました。あの一喝で丸川は目が覚めたのでしょうか。
また、「新政権」で行うべきことについても、現政権の膨大な問題点の後に具体的に示されていて、素晴らしく前向きな内容でした。
枝野の新政権構想は、社民・国民・共産まで含めたものとして考えていいのでしょうか。
いずれにせよ、喫緊の補正予算編成の必要性を示唆しつつ、「新政権」を主語とした自分たちの政策が多く盛り込まれていて、とても満足できる良い内容でした。
「ワクチン接種」の事務的な不手際の解消を指摘するとともに、新政権としての、さしあたり急がれる命と健康を守る経済的カンフル剤の処方を以下のように約束しました。
持続化給付金を再給付します。家賃支援給付金を含め、8兆円規模の予算を充て、速やかに事業者支援を講じます。
税金や社会保険料の納付猶予特例制度の延長に加えて、減免措置を創設します。
年収1,000万円程度の方までは実質免除となる大胆な規模で、時限的な所得税減税を断行します。
国会と国民の理解を得ながら、税率5%への時限的な消費税減税を目指します。
そのほか、近い将来に向けて多岐にわたる政策についてはnoteに新政権のマニフェスト(公約)のように語られています。
ということで、枝野の「新しい政権で "支え合う"社会をつくる。」というnoteのタイトル通りの社会が一刻も早く確立されることを願うばかりです。