大規模農業などの動画が好きな私ですが、YouTubeで「サイレージ (silage)」という言葉に出くわしました。
ウィキペディアによると、《サイレージ (silage) とは家畜用飼料の一種で、飼料作物をサイロ(silo)などで発酵させたもの。一般には、青刈りした牧草を発酵させたもの（牧草サイレージ）をいう。それ以外の場合には、サイレージの前に穀物名を付けて呼ぶこともある（例: コーンサイレージ）。》
私の見た動画は、まだ実が成熟していないトウモロコシを刈り取って細断して、トラクターやトラックで運んで広場のようなところにそれを積み上げていました。それらの連携が実にあでやかです。
その積み上げている広場のようなところが実は「サイロ」で、広場にシートをかぶせてコーンを発酵させるのだそうです（上の画像）。発酵するにつれ、コーンの色は茶色に変色していきます。あの背の高い円筒形のサイロしか知らない脳には、興味深い映像なのでした。
このコーンサイレージは、牛の飼料やバイオガスの材料として使われるようです。ですのでコーンフレークなどのトウモロコシの実を使った食べ物として人の口には入らないようです。
以下、ドイツのコーン・サイレージ作り動画。このサイレージは「バイオガス」用の材料になるそうです。原発に頼らないドイツらしい動力用原材料です。
次は、オハイオ州の牧草での干し草作り動画で、全米の競馬場用の干し草を収穫しているようです。
競走馬用の自然食品なのでしょう、きっとぜいたく品で馬券が売れたおかげで食べることができる御馳走です。
最後は、ドイツのジャガイモの収穫動画です。
収穫用の大規模な農機の仕様は、植え付け幅の標準に合わせて設計されているのでしょうね。あるいは逆に、農機に合わせて植え付け・収穫を計画しているのでしょうか。いずれにせよ、見ていて楽しい豊かな農業であります。
このジャガイモは、ドイツ料理に欠かせないマッシュポテトやポテトチップになるのでしょう。収穫はちょうど今の季節であります。
