遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

初対面の女性とバードウォッチング談義をしました

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ジョウビタキ

今日は少し暖かかくていい天気だったので、午前10時くらいから散歩に出ました。

2000歩くらい歩いたところで、カメラを首から下げた女性(私と同年くらいか少し年長)を遠くに発見。足を止めて木々の間などにレンズを向けていました。

その方は、私と逆方向に歩いて行き私とすれ違わなかったのですが、それから30分以上経って9000歩近く歩いたころに、今度は私の帰り道方向からその女性が写真を撮りながら歩いてきました。

もし私と同じニコンのカメラを持っていたら声をかけようと思い、肩のカメラストラップを見たらNikonの文字が見えたので、あやしいオッサンが近づいていきました。(女性は私より上で70代半ばくらいか)


私「鳥を撮っておられます?」

女性「はい、そうです」

私「連写でですか?」

女性「いえ、普通に」

私「へー、難しいでしょ。ズームレンズは、(近づいて確認、望遠側は)300ミリですね。私もニコンですけど、機種は?撮られた写真はコンテストとかに出される?」

女性「機種はよく分からないんですけど、(バードウォッチング)仲間からこれがいいとすすめられたんです。まだ買って間もなくて、いまはコロナで仲間と会えないので写真の交換をしているんです」

私「(カメラのほかに首からかけている双眼鏡にも目を向け)この双眼鏡は?コーワ(Kowa)というんですか、覚えておこう」

女性「このあたりは鳥が多くて。メジロなんかも多いですね。あ、うしろにジョウビタキ

ちょうど私の背後にジョウビタキが来たようでした。土手を見たらツグミがいたので。
私「ツグミも多いですね。私は鳥の名前が覚えられなくて、ジョウビタキツグミはここに住んで散歩していて覚えたんです」

女性「私もなかなか覚えられないんです。ツグミはよく見るのでもうシャッター押さないですw」

私「川の方にはカワセミがいますよ。3回見たことがあります」

女性「はい、私も1回見たことがあります、3回も見られたんですか。今日は公園の池へ行って、オオバンを撮りました」

古くからの知り合いの女性のように、上のような内容でしばらく立ち話をしてしまいました。

午前中はあまり歩かないので、初めて会った女性だと思うのですが、独りでカメラと双眼鏡を首からぶら下げて、自宅周辺を歩いて鳥を追いかける。コロナ禍でも関係なく楽しめる老後ですね。

ひとつ聞きそびれて後悔しているのが、オオタカを見られたことがあるのかでした。私は見たことがあるようなないような、あれがオオタカだと確信が持てないので訊いてみたかったことなのでした。

帰宅してコーワ(Kowa)の双眼鏡を調べたら、いろいろい種類があって、8倍なのに10万円を超える高級機種もありました。私の40年くらい前に買ったニコンの8倍双眼鏡は頑丈ですが重くて、今日調べた普及型の2万円くらいのコーワ製双眼鏡は320gと、とても軽いもののようでした。

ということで、暖かくなってきましたのでツグミはそろそろシベリアへ帰っていくのでしょうか。またここへ帰ってきてほしいものです。