遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

国会議員と官僚の報酬給与を3倍にして徹底的に悪を断つ

f:id:toship-asobi:20210303232417j:plain

菅の長男の接待問題で更迭された総務省の秋本情報流通行政局長。

国会答弁をする彼を見ていたら、へなちょこで薄っぺらな男だとなあという印象だったのだが、この情報流通行政局長というのはいつの世も泣く子も黙るほどの大変な権威なんだそうだ。

そういえば、私の現役時代には近畿財務局や近畿農政局などとお付き合いがあったが、財務局長や農政局長といえば恐れ多くも雲上人といったような存在だった(名前も知らないし顔も見たこともなかった)。

だから、国会答弁でへなちょこに見える情報流通行政局長が、すごく偉い役人なんだろうというのは想像がつく。情報流通行政局長の天下りがNTTやdocomoなどの一流通信事業会社の役員だということからもそれは容易に想像できる。

通信事業会社が、総務省の次官や局長などを歴任した元幹部を迎え入れて、年額数千万円の報酬を与えて役員室をあてがって車で自宅から会社までを送り迎えをして厚遇しても、その企業が恩恵を受ける見返りは巨額なもので無問題なことなのだ。

辞職した内閣広報官の山田真貴子も元情報流通行政局長だったし、秋本の後任が山田真貴子の夫の吉田博史だというのも、「総務省は上級ファミリー一族企業か?」という体たらくだ。

山田真貴子は、これからの老後をどのように過ごすのかは知らないが、菅の長男が周辺でちょろちょろしていただけで老後の夢を砕かれたのかもしれない。

情報流通行政局長からすれば、東北新社なんて歯牙にもかけない弱小企業だったはずなのに、秋本や山田など元幹部はとんだ毒まんじゅうを食わされたと思っているだろう。7万4千円の接待は高くついた!

ところで私が政権交代のためのマニフェストを掲げるとすれば、その一つに公務員改革をあげる。
官僚の報酬給与を現在の報酬の3倍くらいに増やす
山田真貴子内閣広報官は月給117万円だったことが判ったが、年収は2000万円くらいだったと想像できる。上級官僚(課長補佐以上クラス)には現在の報酬の3倍くらい、年額3~8000万円くらい支給してもいいかと思う。
天下りを禁止する、違反は厳罰に処する
官僚を辞めたら天下りも利害関係を持つことも一切禁止する。違反すれば、厳格に罰する。そのためにも、現役中に十分な報酬を払ってやる。高いワインは自前で飲み、老後は隠居せよ。

この2点を実施することで、官僚の報酬予算は引き上げになるが、国民にとってはその方が清潔で有能な政府になる。企業は、実力で自由競争をするようになり、法人税もしっかり払ってくれて、イノベーションにもつながる。

官僚の報酬給与を上げてやり、企業とのしがらみを断ち切り天下りを禁止することによって、国民サイドに立った清潔な政府になり実力のある企業風土を醸成することにもつながるということで、三方良しとなる。

ついでに言えば、

国会議員も年額1億~1億2千万円くらいの議員報酬にする

金のかからない選挙制度改革とセットで国会議員も現行の3倍くらいの年額1億~1億2千万円の議員報酬でもいいと思う。

そのかわり、政党助成金制度は終わり。ガラス張りの少額の個人献金は有りで、企業献金やパーティ券購入などは一切禁止その方が良い政府になり、地盤看板カバンがなくとも若くて立派な政治家が誕生する可能性がぐんと広がる。

ということで、まずは政権交代して、選挙制度改正と国会議員と上級国家公務員の報酬改定を実施して新しい国づくりを進めたいと思う今日この頃である。そうでもしないとこのままではこの国は腐りすぎていて沈没してしまう。